小さな政府にしか解決はない


1000兆円の政府の借金はどうしてできたのか。

大きな政府だからだ。

では、大きな政府はなぜできたのか。

人々が、政府に所得の再分配を行ってくれと依頼したからだ。

巨額の税金が集まって、役人の判断でお金を配って、理想的な社会を作ろうとしてきた。

こういう市場競争の割合が低く、政府による資金の分配の比率が大きい社会では、平等は獲得できるが、非効率になる。

たとえば、市場競争の割合を高くすれば、山奥の郵便局とかつぶれてしまう。

完全に市場競争に任せることはできないが、しかし、今のように理想に合わせて税金を分配する方法では、社会は借金によって潰れてしまうだろう。

ソ連や東欧が潰れたように、社会主義、共産主義の経済は破綻するのだ。

われわれは、健全な財政に戻すためには「民間でできるものは民間で」の原理に返るしかない。

小泉竹中から新自由主義で、弱肉強食の社会になった、というが、そんな社会長続きできるはずがない。

企業が社員のことを考えず、昔ならば給料に回したお金を内部留保している。

経団連の米倉の話を聞いていると、日本人などどうでもいいかのようだ。

こういう社員のことを考えない、国民を無視する指導者は倒れる。

なぜならば、社会の調和が乱れるからだ。

ある人々だけが優遇され特権を与えられ、その他大勢が貧乏を強いられるような社会は絶対に長続きできない。

社会の中で恨みとか不公平感がくすぶっていれば、全体の健全性が失われるから。

だから、賢いリーダーは、全員ができるだけ満足できるような社会を作ろうとする。

元伊藤忠社長の丹羽大使は伊藤忠役員だったころに「これからは中華圏の時代が始まるから、日本は中国の属国として生きればいい」と言った。

とんでもない奴だ。

こんな売国奴がリーダーを務める会社や社会は不調和になって、社会不安が増大する。

「属国になれ」などと言う人間は、どの組織においても上に立ってはならない。

健全なリーダーは、「独立せよ」と言う。

構成員に富を分配し、できるだけ公平になるように努力する。

一人占めにするような社長などろくなものではない。すぐにそんな会社は潰れる。

小泉とか竹中とかはヤクザであって、まともな人間ではない。

あれから、病人は、病院をたらいまわしにされて、リハビリがまともにできなくなっている。

このような国民を苦しめるような法律を作る輩は政治家になってはならない。落とさねばならない。

民主に代わる前の自民は、「人でなし」の様相を呈していた。

国民を苦しめても平気な政権であった。

次から次へと利権が増殖した。

自民は反省して、公共の利益を第一に考えるべきだ。

時代は、小さな政府に向かうだろう。

小さな政府にしか解決はない。

マルクス主義の理念は死滅した。

それに固執する政治家を落とすべきだ。

そうしないと、ますます政府の借金は増え、首が回らなくなる。

 

 

2012年11月25日



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