ニュー・ワールド・オーダーは2000年前に到来した


プレ・ミレの教えは、「新世界は未来にやってくる」ということを吹き込むことを目的としている。

しかし、聖書は、「新世界はすでにキリストとともにやってきた」と教えている。

聖書において、「ニュー・ワールド・オーダー」とは、キリストの御国である。

それは、イエスが昇天され、紀元70年に来臨され、イスラエルの神殿が崩壊したときに正式に始まった。

古い時代は過ぎ去った。

イスラエルの民族的経綸が終わり、神の国は万民に開かれた。

聖書のニュー・ワールド・オーダーとは、キリストを中心とする世界秩序である。

サタンは、このキリストの支配を覆したがっている。

そのために、新しい教えを作った。

それは、「キリストの来臨によっては何も変わらなかった。世界は旧約のままだ。」という教えである。

そして、「ニュー・ワールド・オーダーはこれからやってくる。」とする。

「キリストが再臨され、イスラエルを中心として世界が一つになる」と。

クリスチャンは騙された。

そしてこう考えた。

「ということは、今の時代は、まだキリストの御国ではない。どんなに頑張っても福音は勝利しない。最後に反キリストによって破壊される。」

サタンはほくそ笑んだ。

「そうだ。クリスチャンは無力だ。キリストがすでに御国を確立したことを否定するから信仰ががたがたになった。計画は成功した。」

ディスペンセーショナリストのクリスチャンから、この話をさんざん聞いた。

「tomiさん、それ(ポスト・ミレ)はおかしいですよ。今の時代は、サタンの時代。サタンが全世界を支配しているんですよ。この支配はどんなに頑張っても覆すことはできません。教会は失敗することを運命づけられているのですよ」と。

およそ思想的に敗北を前提として、活力は生まれない。

どの会社で、「われわれは倒産する。これは運命だ。だから、頑張って業績を上げよう」というだろうか。

矛盾している。

会社でもスポーツの団体でも、勝利を前提としない限り、人々を励ますことは不可能だ。

キリスト教がどうして弱くなってしまったのか?

それは、プレ・ミレの悲観主義終末論に支配されたからだ。

聖書をよく読んでほしい。

キリストは世界の王である。

「わたしには天においても、地においても一切の権威が与えられた。だから、あなたがたは行って、すべての国民を弟子とせよ。」

「悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去る。」

「神はあなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださる。」

「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」

「なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。 」

「世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」

どこに「サタンのほうが強い」なんていう教えがありますか?

まったくない。

黙示録は、19章まですでに紀元一世紀に成就した。

反キリストとはネロである。

彼はヨハネの預言のとおり現れて、滅ぼされた。

http://www.path.ne.jp/~millnm/no42.html

「これから大患難がやってきて世界は反キリストのもとで大虐殺が行われる」というのもうそ。

プレ・ミレのシステムを信じることは、教会の自殺である。

僕が大学生のころ、池袋にも新宿にも渋谷にもクリスチャン書店があった。

今はすっかり消えてしまった。

霊的に大きく後退した原因はどこにあるのか。

教会指導者のみなさん、どうか聖書を虚心坦懐に読んでください。

ディスペンセーショナリズムは、異端として教会を追放されたアーヴィングがまき散らした誤謬です。

ディスペンセーショナリズムを広めた人々を見てください。

スコフィールドは、詐欺罪で収監された人物。愛人と駆け落ちして、家族を捨てた人間。

イルミナティから金をもらってスコフィールドバイブルを書いた。

教会は、サタンの戦略によって滅亡させられつつある。

プレ・ミレがいうニュー・ワールド・オーダーは、イルミナティが主張するのとまったく同じ。

「これからイスラエル中心の世界がやってくる」

シオニストのロスチャイルドの計画ですよ。

プレ・ミレを広めたスコフィールドと仲間だったウェストコットとホートは、シオニストのバルフォアとも親友だった。

よくプレ・ミレの人が「聖書をそのまま読んだらプレ・ミレしかない」というが、その聖書そのものがすでに改ざんされている。

イルミナティの仲間ウェストコットとホートが、プレ・ミレを信じやすい写本から底本を作って、それに基づいて作ったもの。

その底本に基づいて翻訳された現代翻訳聖書を、フリーメイソンのロックマン財団が広めた。

だから、キリスト教は、聖書のレベルにおいて、ニュー・ワールド・オーダー論者によって変質させられた。

この大きな枠組みから逃れることなしに、教会の再生はありえない。

この情報が疑わしいなら、どうかご自分で資料を集めて調べていただきたい。

 

 

2011年2月8日

 

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