われわれは格闘技のリングに上った選手である



そして、エリシャは祈って主に願った。「どうぞ、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」主がその若い者の目を開かれたので、彼が見ると、なんと、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。(2列王6・17)

われわれが見ている物質世界は、現実の半分も占めていない。

現実の世界とは、「物質世界」+「霊的世界」であり、われわれは霊的な勢力に取り囲まれている。

それは創造の時から今まで変わらない。

サタンは被造物の頭であり代表者であったアダムを拉致し、自分の陣営に連れていき、監禁した。

それ以来、すべての人間は、その牢獄の中で生まれる

サタンは人間を洗脳し、憑依し、その人々を自分の目的のために利用する。

その目的とは、被造世界の完全奪取と、徹底的な破壊である。

サタンはアダムを堕落させることによって、アダムに連なる被造世界全体を法的に奪取した。

キリスト以前の世界は、その法的奪取を実際の奪取に変える過程であった。

神は、この「奪われた世界」を取り戻すためにキリストを派遣された。

キリストは被造世界を贖われた。

つまり、サタンにご自身の血という代金を払って、買い戻された。

だから、被造世界全体は法的に神の手に戻った。

それ以降の歴史は、法的に所有権が変わった世界を実際にも変える過程である。

近代になって、銀行家が偽札を刷る権利を与えられたために、無限の資金が悪魔側に渡るようになった。

この圧倒的な力を背景として、サタンは思想家を育て、彼らに反キリスト的な思想を作らせ、自分が育てた教育者を通じて子供たちに教え込んだ。

子供たちは、さらに自分の子供たちにそれを教えた。

こうして世界のほぼすべての考え方が、反キリストになった。

デカルト→カント→ヘーゲル→マルクスという流れを通じて思想は共産主義という悪魔教にまで「発展」した。

マルクスの共産主義を実戦に移すために、進化論が編み出された。

弱肉強食、適者生存の世界観を教えられた人々は、人を殺すことに躊躇しなくなった。

19世紀の悪魔教の発達は、20世紀における大虐殺と大戦争につながり、無数の人々の命が奪われた。

20世紀後半になって悪魔教は、共産主義的学校教育とロック音楽を通じて若者の生活を悪魔化した。

クリスチャンは、悪魔側が送り込んだ偽教師に騙されて、ディスペンセーショナリズムの終末論を信じ、「地を従えよ」の使命を捨てた。

「間もなく再臨があるので、地を従えるなど無駄だ」と考えるようになり、世界変革のための祈りをやめた。

そのため、悪魔はやりたい放題できるようになった。

現状は、霊的世界において、神側の勢力は著しく弱くなり、悪魔側の勢力は著しく強い。

神は、勢力を盛り返す働きを開始された。

それがわれわれである。

われわれの運動がなければ、キリスト教界全体が悪魔側に渡る。

神側の陣営に残る者がいなくなる。

神陣営と悪魔陣営は、どちらもわれわれの活動を注視している。

この世界は、霊的存在が注視する格闘技のリングのようなものである。

われわれは選手である。

われわれはスポットを浴びながら、次にどういう行動に出るかを見られている。

すでに世界の所有に関する法的権利はキリストにある。

だから、われわれが活動することは、即、勝利と奪取を意味する。

われわれが負けることは、法的にあり得ない。

また、神に無限の力があるので、実際的にもあり得ない。

https://www.youtube.com/watch?v=0daqjOa_BSM&index=2&list=PLE1BDCB73A4F7AED7

R・J・ラッシュドゥーニーとアメリカの再建主義に関するビデオである。

これを見ると、霊的な戦いがよくわかるだろう。

 

 

2014年7月11日



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