鳥居に結び付けられた榊の意味
「祓い」について、ページを更新したのでご参照ください。
http://www.millnm.net/qanda4/hysop.htm
ここで、鳥居に榊が結び付けられる写真があるが、実に見事に聖書と一致している。
榊は、罪の祓いのために揺する枝である。
なぜ揺するのか。
おそらく、出エジプトの際に鴨居と門柱に血を塗ったときに、左右に枝を動かしたことからきているのだろう。
枝に血をつけて、それを塗りつけるときに右左と枝を揺らさねばならない。
この動作を記念しているのではないか。
だから、ヒソプの枝と門はつながりがある。
それで、鳥居に榊が結び付けられているのではないだろうか。
神道の教義、つまり、「罪は祓いを必要とする」は、聖書的だ。
人は罪を犯して、祓いをまぬかれることはない。
それを自分の命で払うのか、それとも、他人の命で払うのか、しか選択肢はない。
エジプトにおいて救われたユダヤ人は、自分の命で払うのではなく、小羊の命で払った。
その印が門柱と鴨居に塗られた血であった。
神はこの血をご覧になり、厄をその家には及ぼされなかった。
血を塗らないエジプト人の家では長子がみな死んだ。
神がユダヤ人の家を過ぎ越されたので、この出来事を記念する祭りを過越祭という。
お祓いのために左右に振る榊を鳥居に張り付けるのは、榊を使って鳥居に血が塗られていることを象徴しているのではないか。
そして、この鳥居をくぐる者は、過越の家に出入りした家族のように、「すでに罪の祓いが済んだ」者と見なされて死刑をまぬかれるということを意味しているのではないか。
神道の一つ一つの儀式は、聖書によって解き明かされなければならない。
2013年1月16日
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