精神を安定させ、悪霊に憑依されない唯一の道


現代人の精神的な病気の根源は、ヒューマニズムにある。

神を失ったので、人間を恐れるようになった。

人間を恐れるということは、被造物礼拝、つまり偶像礼拝である。

偶像礼拝をやると、必ず悪霊に憑依される。

その人にどのレベルの悪霊が入るかによって症状が変わる。

単に怒りっぽいとか、意地悪、うつ、対人恐怖というようなレベルから、殺人鬼、連続レイプ犯のような人まで、憑依する悪霊にはいろいろいる。

悪霊は一匹だけとは限らない。

聖書では「7つの悪霊を連れて入った」とあるので、8匹いるかもしれない。

またガダラの狂人の場合には、レギオンという霊が入っていた。これは、大勢という意味。

2000匹とか1万匹入っている場合もある。

こうなると、人格が完全に悪霊によって支配されてしまい、自分の人格が消えて、その場その場によって意味不明な言動を繰り返し、精神病院に入れられる。

神を失うことがどれだけの損失を被るのか。

人生を台無しにしかねない。

インマヌエル・カントが、人間教を作ってから、人類は悪霊に憑依されやすくなった。

人間教(ヒューマニズム)とは、「神はいらない。人間だけでやっていける」とする宗教である。

神はこのような傲慢に対して「やれるものならやってみろ」と言われるかたである。

あえて自由にさせる。

結果は、全世界規模で起きた共産主義革命と大戦争による大量虐殺である。

神を見失うことは破局である。

だから、われわれは、自分の前に開かれている道をまっすぐに歩み、右にも左にも逸れてはならない。

われわれが歩む道は、チャールストン・ヘストン主演の『十戒』の映画においてモーセが水を割って進んだ海の中の道のようなものである。

右や左にそれると、水の中に巻き込まれる。

神だけを恐れて、人間を恐れない。

これが精神を安定させ、悪霊に憑依されない唯一の道である。

私は、人の顔色を窺わずに、語らなければならないことを語ることにしている。

自分に与えられた使命は、聖書の教えを伝えることであると考えている。

 

 

2014年7月14日



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