十字軍やイエズス会、アメリカの覇権主義、軍国主義を用いてキリスト教を批判するのは、不当である。
1.十字軍
聖書のどこにもエルサレムを武力によって奪還せよなどと書いていないからである。
イエスは「剣を取る者は剣によって滅びる」と言われ、武力革命をしようとした弟子たちをいさめられた。
イエスが神の国の拡大の方法として命令されたのは、「バプテスマを授け、わたしが命じたことを守るように教」るということである。
そもそも聖地エルサレムなどというものは、この地上に存在しない。
紀元70年において天と地は正式に神と和解した。
その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、御子のために和解させてくださったからです。地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです。(コロサイ1・20)
全宇宙に存在するすべてのものはキリストによって和解された。
キリストの血は宇宙全体に注ぎかけられた。
紀元70年に、正式に宇宙は栄光化した。
だからエルサレムも、他の土地も区別はない。
聖地と俗地を分ける考え方は、旧約時代のそれである。すなわち、物質そのものに聖俗を区別する考え方。
牛は食べてもいいが、豚はだめ、のような。
新約時代は、そのような区別は撤廃された。
ものそのものに聖俗はない。
すべては主にあって聖い。
だから、われわれクリスチャンは、エルサレムを聖地とすべきではないし、豚を食べてはならないと言ってはならない。
エルサレムに神殿を再建しなければならないと言ってもならない。
なぜならば、イエスが言われたように、今はどこでも礼拝できる時代だから。
「…私たちの父祖たちはこの山で礼拝しましたが、あなたがたは、礼拝すべき場所はエルサレムだと言われます。」
イエスは彼女に言われた。「わたしの言うことを信じなさい。あなたがたが父を礼拝するのは、この山でもなく、エルサレムでもない、そういう時が来ます。(ヨハネ4・20-21)
今日、神殿とはクリスチャンの体である。
あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。(1コリント6・19)
経綸が徹底的に変わったのである。
われわれが生きているのは、「完成された神の国である宇宙」である。
イエスは受肉され、十字架についてすべての罪を背負って死なれ、そして、復活し、永遠の命を受けられ、昇天されて全宇宙の王、所有者になられ、紀元70年に再臨され、裁きを行われて、宇宙は正式に神の国になった。
紀元70年以降、全宇宙はキリストの御国である。
われわれは新天新地に住んでいる。
だから、十字軍や今のメシアニック・ジューやタルムードユダヤ人による聖地奪還は、旧約時代の経綸が現在も適用されるという間違った前提に立つ試みである。
旧約律法によれば、聖めは2段階で行われる。1段階目は法的、2段階目は実際的。
紀元70年に、世界は法的に神の国になった。しかし、実際的な神の国は2段階目の聖めのときに行われる。
それは、世界の終末である。
それまでの間、クリスチャンは、世界を弟子化し、人々が心から神の国に入りたいと思うように伝道しなければならない。
2.イエズス会
宗教改革に対抗するために、イエズス会は、反宗教改革を行った。
イエズス会は、グノーシス教徒イグナチウス・デ・ロヨラが作った異教の集団である。
それはイルミナティにつながっている。
イルミナティの家系に生まれた内部告発者(ジョアンナ)が子供時代をどのような日々を送ってきたかについて語られました。ジョアンナは子供時代にバチカンの迷宮で日々を過ごしていました。彼女はそこで悪魔の祭壇で行われた拷問の儀式に参加させられました。ジョアンナがバチカンの儀式中に目撃したものは、元イルミナティ・メンバーのスバリが暴露したイルミナティの悪魔儀式と似ています。スバリは12歳の時に、バチカン迷宮の地下で行われた任命式に参加し、儀式中に4歳の男の子が生贄になったのを目撃しました。
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51873687.html
http://rense.com/general69/claims.htm
以下は、黙示録の反キリスト連合である。
(1)大淫婦―堕落したイスラエル国
(2)偽預言者―イスラエルの堕落した宗教指導者
(3)偽王―ローマ帝国
現在、この反神連合はビルダーバーグ会議において復活した。
ビルダーバーグ会議は、1954年、デイビッド・ロックフェラー(ロスチャイルドの傀儡)と、ヨーゼフ・レッティンゲル(イエズス会)、オランダ王室のベルンハルト殿下(古代ローマ皇帝の末裔)の3人によって設立された。
http://www.millnm.net/qanda4/11pUWOD2ULn2s86263.htm
イエズス会は、キリスト教の側にいると見せかけている反キリストである。
3.アメリカの覇権主義・軍国主義
連邦準備制度が設立された1913年以降、アメリカは、イルミナティによって乗っ取られている。
イルミナティの主体は、タルムードユダヤ人銀行家たちであり、彼らは、タルムードにしたがって、ユダヤ人による世界支配を目指している。
世界大戦は、彼らによって引き起こされた。
だから、アメリカをキリスト教国と見るのは間違い。
批判する相手を間違うと、無用な戦いに巻き込まれ、ただ互いに疲弊するだけである。