麦と毒麦がはっきりする時代に備えて


私に対して突っかかってくる人は、だいたい物をあまり考えてこなかった人だ。

クリスチャンであれノンクリスチャンであれ、かなり考え抜いた人は、あるレベルの理解があるから、とんでもない誤解をしない。

しかし、まったく知識の土台も、それをもとにして深く考えてこなかった人は、こちらが言っていることが極端に聞こえる。

言っては悪いが、聖書的キリスト教を追究し、われわれの立場に立つまでにはいくつかの扉を開けて上の段階に達する必要がある。

今こちらが言っていることが、何年か後になってわかるかもしれない。

私はかれこれ30年研究してきた。

始めた当初、これが世間的に理解者を得るには30年かかると考えていた。

実際に最近、理解者がかなり与えられている。

しかし、これでは足りない。

共通の理解に達した人が国民の10%に達すれば、他の90%の人々は流れを察知して、こちらになびく。

再建主義については、これからキリスト教の中で影響力のある人々が理解するだろう。

日猶同祖論については、TVで紹介されたこともあって、インターネットではかなり常識化してきた。

最終的には、世界の思潮を完全に逆流させ、こちらが多数派になることが目標である。

表面的にわれわれの側に来るかどうかは問題ではない。

思想的な「常識化」が問題だ。

聖書にしたがって社会制度全体を変えることが当たり前にならなければならない。

今の段階では雲の上の話だ。

しかし、変化は一定の速度で進むわけではない。

あるときに大きな飛躍がある。

その飛躍を実現するためには、積み重ねが必要なのだ。

共産主義が世界の常識をひっくり返し、当たり前の考え方になるまで百年かかった。

今はインターネットがあるので時間は短縮されるだろう。

しかし、まだ時間はかかるかもしれない。

われわれにとって、いつそのようになるかはどうでもいいことである。

なぜならば、最終的にそうなることは予定されているからだ。

誰が反対しても、神の計画は実現する。

必ず神は世界をサタンから奪還される。

20世紀初頭までポスト・ミレが常識だった。

ジョン・ダービーやサイラス・I・スコフィールドの影響によってその常識がひっくり返った。

しかし、それは、またもとに戻るだろう。

サタンは弱い。

サタンは敗北を運命づけられている。

サタンにくみする者は、必ず破滅する。

イエス・キリストが王権を獲得され、すでに世界の覇権はキリストによって握られている。

イルミナティが今日のように力を得たのは、神の一時的な許可があったからである。

人間に「自分だけでやっていったらどういう世界になるか」を示すためだ。

最終段階に近づく前に、麦と毒麦ははっきりその姿を現すようになる。

ヒューマニズムが悪魔の教えであることがはっきりしてきた。

ロック音楽は、ビートルズのときにはわからなかったが、その本質は時間とともに明らかになった。

そのように、ディスペンセーショナリズムもその本質が明らかになる。

共産主義もソ連と中国において明らかになった。

神は、その醜悪な姿を示すために、あえて毒麦を成長させられる。

ロックがヘビメタになるのは、時間の問題だったのだ。

善の勢力と悪の勢力は、時代の区切り、つまり時代の終末に近づくにつれてはっきりと区別できるようになる。

今がそのときだ。

今、映画・音楽業界がバビロン勢力であり、悪魔崇拝者であることが明らかになってきた。

昔は『十戒』のような映画を作っていた業界は、『ハリー・ポッター』のような悪魔的な映画を作るようになった。

ボヘミアン・グローブで悪魔崇拝が行なわれていたことが暴露された。

かくして、時代は、中途半端な神学では間に合わないところまできている。

目覚める人々が増えれば、それを解釈できる徹底して合理的な立場が求められるようになる。

われわれはその時のために資料を用意している。

 

 

2015年1月16日



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