私たちの格闘は血肉に対するものではない


霊的な世界を知らない人は、問題が起きたときに、社会学的・経済学的・政治学的・心理学的・・・に解決しようとする。

私も以前はそうだった。

しかし、実際は、すべての問題は、霊的なのである。

ほとんどの問題は、世界を乗っ取り、人々を奴隷にし、真理に目覚めないように働いている悪霊の活動によって起きる。

教会でひどい扱いを受けた人々の事例を多数知っている。

問題は、牧師や長老、教会員にあるのではない。

もちろん、直接の責任は彼らにある。

そこでとどまると、際限のない泥沼にはまり、問題の本質が見えない。

実は、彼らは、あなたをブラックホールに引きずり込んで、ダメージを与えようとしている悪霊に利用されたのである。

何年か前に、あるクリスチャンの家を訪問した。

彼は、以前私とともに活動していた。

帰宅してからしばらくして、彼の息子から罵倒メールが頻繁に届くようになった。

大学院に通っている人間とは思えないような稚拙な子供のような罵倒である。

なぜ彼がそのようなことをしたのか。

私が父親と接触するのを嫌ったのは、再建主義に携わることを恐れたからだ。

この息子は、自分の家庭の問題が再建主義に携わったからだと考えていた。

「再建主義さえ信じなければ家の問題は起きなかった」と。

詳細は言えないが、事実はまったく違う。

完全な誤解である。

どうして息子がこういう狂ったような対応をしたのか、私は最初不思議に思った。

しかし、私は長年の経験から、霊的な攻撃であるとわかった。

悪魔が再建主義が広がることを恐れているのだ。

再建主義が広がれば、ポスト・ミレが広がる。

ポスト・ミレが広がれば、人々は、地上に神の国をもたらすために祈り活動するようになる。

そうしたら、彼らの地球征服計画、バベルの塔建設計画は挫折する。

だから、われわれを邪魔するために、人物を選んで憑依するのである。


その場合、この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。(2コリント4・4)

悪魔は、「福音の光を輝かせないようにしている」。

信仰を持とうとする人々を妨害する。

正しい教理を伝える者を攻撃する。

われわれが聖書的であろうとすればするほど、妨害が激しくなる。

その妨害は、「えっ!!あの人がどうして?!」というような類のものである。

気違い沙汰をするのである。

悪魔が憑依するので、普通の状態を完全に逸脱する。

理性的な対応ではない。

横車をぐいぐい押す。

この活動を始めた当初は、理解できなかった。

しかし、何度も何度も理不尽な対応をされるうちにわかってきた。

背後に悪霊がいると。

悪魔が恐れていることは、われわれが目覚めて、神の国のために働くことである。

それをさせないために、いろんな攻撃を仕掛ける。

まず、気を散らす。

雑念に振り回されるようにする。

いろんな人の目が気になる。世間体が気になる。評価が気になる。

神の国に集中させないように、おいしい世俗的なケーキやごちそうを出してくる。

異端的な教えを吹き込もうとする。

忙しい仕事に振り回されるようにする。

親族や友人が反対する。

金銭的不安を作る。

クリスチャン同士を仲たがいさせるようにする。

小さな問題でいがみあうようにする。

こういう攻撃を仕掛けてくる。

罵倒や中傷で攻撃する。

神の国に集中することは、この世界で一番難しいことである。

よくよく注意しないと、サタンの攻撃によってくだらないことに振り回されるようになる。

祈りをやめるように仕向けてくる。

全世界のほとんどすべての人々は、重要ではないことに振り回されて、無益な一生を送る。

神の国に集中できる人はごく少数である。

問題を正しく把握するには、霊的な知識が必要である。

われわれの戦いは、地上の人々や組織に対するものではない。

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。(エペソ6・12)

霊的に問題をとらえることができるかできないかで、われわれの生活はまったく変わる。

エネルギーを地上のことに向けないようにしよう。

われわれの真の敵を認識しよう。

 

 

2015年6月7日



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