キリスト教再建主義の五条件5


5.後千年王国論

神は、キリストを第2のアダムとして地上を支配する王としてお立てになった。

アダムは、もともと「地を従えよ」との命令を受けたが失敗した。その使命はキリストに再度与えられた。

キリストは、地上を支配する権利を受けた。

地上はすでにキリストの王国であり、あらゆる領域においてキリストが支配の権利を得ている。

現在、実際には悪魔が支配している領域であっても、そこは、もともとキリストの支配権がある領域である。

だから、キリストは、そこを奪還する資格がある。

地上のすべては、「占領予定地」である。すでに戦争は終わった。悪魔は地上を支配する権利を奪われた。

法的にキリストが支配者であるから、時間とともに、地上はキリストの支配のもとに置かれるようになる。

われわれがアパート権利を手に入れたら、いかに住民が立ち退きを拒否しても、法的に排除を執行することができるのと同じように、地上のすべての領域から悪魔を追い出すことができる。

イエス・キリストが王座に着かれた紀元70年以降、歴史は、この追い出しの過程である。

キリストの体であるクリスチャンの群れは、信仰と労働によって、聖霊の助けを受けながら、掃討作戦を遂行する。

マタイ24章と黙示録19章までは、すでに紀元70年において成就した。

だから、これから悪魔が全世界を支配することはない。

われわれが戦い、攻撃を仕掛けないで、放置すれば、悪魔ははびこる。

ゴキブリを放置すると、家中占領されるのと同じだ。

われわれには、ゴキブリを追い出す資格があるし、また、そのための道具もそろっている。

悪魔の勢力がいかに強くても、われわれが勝利するのは聖書に約束されている。

だから、クリスチャンは現実に目を奪われることなく、信仰によって歩み、世界を神の国に変え、アダムに与えられた使命「地を従えよ」を実行しなければならない。

世界をエデンの園に変えること。

世界から戦争をなくし、平和を確立すること。

このために戦わねばならない。

この戦いは、一世代で終わるものではない。われわれは、信仰と財産を相続させ、子孫を動員することによって、歴史を通じて徐々に神の国を拡大しなければならない。

 

 

2011年4月25日

 

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