この世は戦いの場として創造された4


モーセは山の中腹で神から律法を与えられた。

アダムも山の中腹で法を与えられた。

「善悪の知識の木からとって食べてはならない」という法を。

アダムは「地を従えよ」との命令を受けた。

それゆえ、モーセは、神から支配者として任命されたのだ。

法と支配は一体である。

なぜならば、契約だからである。

契約とは、次の5条件から成り立つ。

1.超越と内在
2.統治の委任
3.法
4.賞罰
5.継承

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神とアダムは契約を結んだ。

アダムは、世界の統治を委任された。

だから、法を与えられた。

法にしたがって賞罰がある。

守れば永遠の命、破れば永遠の死。

神はモーセと契約を結ばれた。

だから、イスラエルは神から世界の統治を委任されたのだ。

守れば祝福され支配権を得るが、破れば呪われて奴隷にされ、ついには滅びる。


あなたの神、主は、あなたに約束されたようにあなたを祝福されるから、あなたは多くの国々に貸すが、あなたが借りることはない。またあなたは多くの国々を支配するが、彼らがあなたを支配することはない。
主は、その恵みの倉、天を開き、時にかなって雨をあなたの地に与え、あなたのすべての手のわざを祝福される。それであなたは多くの国々に貸すであろうが、借りることはない。(申命記15・6、28・12)

あなたが万一、あなたの神、主を忘れ、ほかの神々に従い、これらに仕え、これらを拝むようなことがあれば、きょう、私はあなたがたに警告する。あなたがたは必ず滅びる。
気をつけなさい。あなたがたの心が迷い、横道にそれて、ほかの神々に仕え、それを拝むことのないように。
もし、あなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が、きょう、あなたがたに命じる道から離れ、あなたがたの知らなかったほかの神々に従って行くなら、のろいを与える。(申命記8・19、11・16, 28)

このように、山から法を与えられることは、契約を結ぶことの象徴である。

マタイ5〜7章の「山上の説教」では、新約時代の法が提示されている。

わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。
まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。
だから、戒めのうち最も小さいものの一つでも、これを破ったり、また破るように人に教えたりする者は、天の御国で、最も小さい者と呼ばれます。しかし、それを守り、また守るように教える者は、天の御国で、偉大な者と呼ばれます。
まことに、あなたがたに告げます。もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなたがたは決して天の御国に、入れません。
昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって{理由なくして}腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。
だから、祭壇の上に供え物をささげようとしているとき、もし兄弟に恨まれていることをそこで思い出したなら、
供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出て行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささげなさい。
あなたを告訴する者とは、あなたが彼といっしょに途中にある間に早く仲良くなりなさい。そうでないと、告訴する者は、あなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡して、あなたはついに牢に入れられることになります。
まことに、あなたに告げます。あなたは最後の一コドラントを支払うまでは、そこから出ては来られません。
『姦淫してはならない』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
しかし、わたしはあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。
もし、右の目が、あなたをつまずかせるなら、えぐり出して、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに投げ込まれるよりは、よいからです。
もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切って、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに落ちるよりは、よいからです。(マタイ5・17-30)

実は契約の儀式であり、支配者の任命式なのである。

弟子たちは、イエスから統治者に任命されたのだ。

弟子たちが任命されたということは、われわれも任命されたことを意味する。

なぜならば、弟子たちは、契約を通じてイエス・キリストにつながったからである。

イエス・キリストを信じて、洗礼を受け、契約に属するならば、弟子たちとわれわれの立場は同じになる。

クリスチャンは、世界の支配者なのである。

神から世界を支配する代理者として任命された。

だから、われわれには、世界のあらゆるものを所有する権利が与えられている。

ディスペンセーショナリズムによって、この契約の概念が否定されている。

今の世界は、サタンのものであり、再臨があるまでイエス・キリストは王ではないと教える。

だから、クリスチャンも、世界の支配者としての自覚がない。

自覚がないから信仰がないし、祈らない。

信仰がなく、祈りもしないから、力が働かない。

そのために、せっかく世界の支配者としての特権を享受できるのに、その機会を失ってきた。

私は権力や金銭を得る動機で信仰に入ることは、邪道であると考える。

それならばイルミナティやフリーメイソンと変わりがない。

しかし、クリスチャンになることは権力と金銭を得る唯一の正統な道である以上、そのことを奨励する。

今、イルミナティやフリーメイソンに加入して世界の支配者の仲間入りを望む人々は愚かである。

なぜならば、彼らは正統な支配者ではないからだ。

その親分であるサタンが十字架において敗北している。

イエス・キリストが旧約聖書の契約をすべて成就したので、報酬として世界の支配権を得られた。

サタンは王座から追い出された。

そのサタンに従っているので、彼らは愚か者なのだ。

もし権力と金銭と支配を得たいならば、クリスチャンになりたまえ。

しかし、もちろん、神の国のためである。

神の栄光が表され、神の国が到来し、御心が天で行われるように地上でも行われることを願いつつである。

動機がそこになければ、クリスチャンになっても失敗する。

まず生まれ変わることを求めてほしい。

聖霊によって生まれ変わるならば、あなたも支配者の一員である。

人生の勝ち組である。

着実に努力を積み重ね、われわれの仲間が増え広がり、権力と富が蓄積されるならば、世界支配は実現する。

この計画は神の計画なので必ず成就する。

われわれの世代では実現しないだろうが、何世代か後に、巨大な勢力になる可能性はある。

そのためにも、家庭教育をしっかりしなければならない。

また、クリスチャンホームは多産であるべきだ。

子供を増やし、戦力を増大させなければならない。

契約を守る子供になるようにしつけをしっかりとすべきだ。

そういう努力を積み重ねるならば、われわれに支配はやってくる。

世界を圧倒的な力で統治するだろう。

神の御言葉による支配が地上に実現するときに、平和は訪れる。

イルミナティが支配している限り、戦争と悲惨は終わらない。

ぜひこの聖書的な考えが広まることを祈っていただきたい。

 

 

2015年8月22日



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