サタンは最後に裏切る


サタンは裏切り者であり、最後の最後に裏切って従った人々を見捨てる。

レーニンも文鮮明と同じように、死ぬ前にこの裏切りを体験した。


サタンに従うあらゆる者が、最後にサタンに裏切られるように、レーニンも、自分がはじめたロシア革命によって裏切られた。

我々が期待するとおりに国は機能していない。…人間が運転席に座って動かしているように見えるのだが、クルマは彼の期待する方向に動かない。何か別の力が動かしているのだ。

サタンは究極のエゴイストであり、常に自分のことにしか関心がない。そのため、サタンに力を借りて成功をはかる人間は、ある時点で、自分がサタンに利用されていることに気づく。しかし、気づいた時には、「時すでに遅し」である。サタンは、自分を思いのままに動かし、引きずりまわしはじめる。そして、自分がはじめた事業そのものが自分の首を絞めるようになる。

サタンに従う人間の結末は絶望である。

レーニンは1921年の手紙の中で次のように述べた。

我々は、臭いロープを首に巻きつけられて処刑されればよいのだ。私はずっとこの希望を失わなかった。というのも、我々は汚らわしい官僚制度を非難できていないからだ。…
(V. Illitch Lenin, ibid., Vol. 54, pp. 86, 87; cited in ibid., p. 49.)

臭いロープを首に巻きつけられて絞首刑にされること…。これが、共産主義の国家を作るために、一生を捧げた人物の最後の希望だった。レーニン自身の上にこの希望は実現しなかったが、彼の同労者の上に成就した。すでに述べたように、1917年の革命時にソビエト共産主義者中央委員会の29人のメンバー及び候補者だった者のうち、他人から命を奪われずに済んだ者は4人しかいない。

奇妙なことに、レーニンは13歳の時に、自分の人生の結末を予期する詩を書いている。

おまえは、他者のために人生を捧げるが
哀れなことに、悲しい運命がおまえを待ち受けている
おまえの犠牲は、結局、いかなる実も結ばないだろう
(”Budilnik,” Russia, No. 48, of 1883. Quoted in The New Review, New York: 140/1980, p. 276 cited ibid., p.50.)

この予言のとおり、彼は、死の床において次のように述べた。

私は、大きな間違いを犯した。私は、無数の犠牲者から流れ出る血の海の中で茫然自失している。これは、悪夢だ。今更戻るには遅すぎる。われらが祖国ロシアを救うには、アッシジのフランシスのような人間が必要だったのだ。このような人間が十人いれば、我々はロシアを救うことができただろう。
(Quoted in Wurmbrand, op. cit., p. 59)

他者のために、祖国ロシアのために、人生を捧げたはずだった。
しかし、現実に得られたのは、革命によって粛清された無数の人々の血の海と、累々と積み上げられた犠牲者の死体だけだった。

http://www.millnm.net/qanda2/17K4pyO9hPXE44812.htm

愚か者にならないために、1日も早くサタンとの契約を断ち切ってキリストと契約を結ぶべきだ。

 

 

2014年10月11日



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