神に選ばれた人は神の奴隷である


1.

キリスト教は奇跡を否定したら意味がありません。

紅海の水は自然現象でも分かれることがあるという人がいるが、その判断は、神を超越者として見ていない。

紅海を渡るというのは、「神が超自然的にわれわれを救ってくださる」ということの象徴なので自然現象であってはならない。

風が吹き付けて水が除かれたと聖書にありますので、絶対に自然現象ではない。

海の水を両脇にどけて、そこに乾いた土地を現すほどに強い風はありません。

神は、イエス・キリストの血によって贖われるように予定された人々を「死者の中から復活させて」信仰に至らしめる。

普通の人にも起きるような単なる「気づき」ではない。

霊的に死んでいた人々に命を与えて、気づかせる。

紅海=血です。

紅海をくぐる=血によって贖われる。

救いは超自然的な一方的な恵みの働きであり、自然現象ではない。

2.

奇跡は、日々の生活の中でそれとわからないような微妙な現象として起きる場合もあるし、はっきりと起きる場合もある。

前者は、たとえば、出会い。

福音を伝えてくれる人と出会うこと。

これは、奇跡。

後者は、たとえば、天使が現れるとか、瞬間移動するとか。

こういうことは起きます。

神がご自身を「超越者」として示される必要がある場合に、超自然的体験をすることがある。

しかし、全員にあるわけではなく、特別に選ばれた人だけに置きる。

私は、物体が移動したのを体験したことがある。

知り合いの牧師は、瞬間移動したと言った。

真偽のほどはわからないが。

ピリポやイエスは瞬間移動しているので、可能性はある。

3.

私はすごい能力があるということはない。

いろんなテストをやっても普通の能力しかない。

こういう解き明かしができるのは、神が教えてくださるから。

私は、人に自慢できる人間ではない。

ただ、神の恵みによって、K氏と私は、世界の夜明けを開く働きをするために選ばれたのではないかと考えている。

K氏と出会うことにならなければ与えられなかった。

全部計画である。

いろんな重要なことがミレニアムに集まっているような気がする。

セオノミー(神の法)の回復は、2000年単位の出来事。

ポスト・ミレは200年単位。

日本の国の成立の意味に関しては、物部氏が裏手に回って以来なので、1300年単位。

ヴァン・ティルの前提主義は、歴史始まって以来。

もちろんカルヴァンにおいて厳密化はされていたのだが、ヴァン・ティルほど徹底していなかった。

近代啓蒙主義において神を徹底して追い出した世界観(カント主義)が誕生し、それを裏付ける進化論が登場して、キリスト教が著しく弱体化した。

間違った思想によって乱されてはじめて世界は理解した。

4.

ミレニアムで発表したことがすぐに理解できる人は、もともと生まれる前から選ばれていた。

創世記に「へびに対する敵意」を与えるとある。

サタンに対する敵意を植え付けられた人がいる。

こういう人は、本当に少ない。

そういう人は、様々な教えに惑わされずに理解できる。

聖書的なことしか受け付けない。

そういう審美眼を与えられている。

「ヒツジは羊飼いの声を聞き分けます」とある。

サタン側として生まれた人は逆立ちしてもできない。

K氏は直感型。私が言うことを、直観で早い時期に理解する。

自分で計画したことは全部失敗する。

私も同じである。

どうしてか。私たちは、「神の計画に沿っている場合にしかうまくいかない」。

つまり、神の奴隷。

普通の人ならばうまく行くことも、私たちのように「神の計画によってのみ」生きているような人間にはできない。

「自分の計画」が混入しても無用。

神の指令があるまで何もうまくいかないから。

神のゴーサインがでると、思わぬことが起きる。

そして、どんどん計画が進む。

神の民とは、「自分の野心」では生きられない。

99パーセントの人は、私たちのことを理解できない。

全然住んでいる世界が違う。

私たちは、直接神から指令を受ける。

もちろん聖書的な。K氏の場合、まったく思いもしなかったことが起きて、それが非常に重要な結果になる。しかし、自分で計画すると何もうまくいかない。私も同じ。

5.

年齢がかさむと、自分のやりたいこと、できることが、限定される。

神の計画に沿わないことはやりたくもないし、できない。

「狭い門から入り、狭い道に進む」。

どんどん道は狭くなっていく。

可能性や選択などはできなくなっていく。

自分が生きている意味はここにある。

神が与えてくださった意味のみ。

6.

神は、日本に入ったユダヤ人の中で中核的な人々の中からこの時代に子孫を出す計画を建てられた。

つまり、おそらくモーセの子孫。

モーセの子孫が日本に入った人々の中にいた。

神は、その子孫としてK氏と私をあらかじめ選んでいた。

神にとって時間はないも同然なので、昨日のことと考えておられる。

その先祖から、おそらく80代くらいたっていると思う。

その80代を一気にスクロールダウンして、われわれを見ておられる。

将来これこれの人間を起こして、回復の働きをさせようと考えられた。

そうとしか考えられない。

 

 

2015年7月18日



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