紀元70年以前に完結した話をそれ以降の歴史に適用してはならない3


復活も、携挙も、サタンが足台となったことも、被造物全体が御父に献上されたことも、すべて紀元70年に成就しました。

テサロニケの人々や他のクリスチャンは、紀元70年以前に携挙において復活し、昇天しました。

それ以降、クリスチャンはもはや死にません。

クリスチャンが肉体を離れると、即座に御霊のからだを与えられ、携挙され、天の王座につきます。

このように、万物は完全に父なる神を主権者とし、イエス・キリストを神の右の座につく者とする「ニュー・ワールド・オーダー」に変化しました。

法的には、悪魔の体制は完全に崩壊しています。

ですから、クリスチャンは、この法的事実を前提として行動しなければならない。つまり、法的に整備された環境のもとで、実際の「主権の奪還」を行うべきです。

サタンにとらわれていた世界を奪い返すのです。

サタンに対しては「紀元70年以降、お前には世界を所有する法的権限はまったくない。それゆえ、地上の富と権威を手放してこちらに引き渡せ」と命令すべきです。


神殿の幕が裂けた時に復活があったようですが、

「すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。
そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都に入って多くの人に現われた。」(マタイ27・51-53)

復活の初穂はキリストなので、生き返った旧約のクリスチャンが墓から出てきたのは、キリストの復活後です。

イエスの直後に復活した人々は、御霊のからだを与えられたと思います。

紀元70年において、復活は携挙の際に起きました。そのとき、クリスチャンは「変えられ」たのです。

「聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみな、眠ることになるのではなく変えられるのです。
終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。」(1コリント15・51-52)

変えられた人々は、昇天し、今、パラダイスにいます。

われわれを含む、その後の時代のクリスチャンは、信仰を与えられて回心すると「法的に」復活します。

そして、肉体を離れるときに「実際的に」復活します。

つまり、すでに述べたように、クリスチャンは死ぬと同時に御霊のからだを与えられ、永遠に生き続けます。

なお、イエスの直後に復活した人々は、イエスの昇天の際に一緒に昇天したと考えられます。

なぜならば、再臨においてイエスは「多くの聖徒とともに来られる」ので。

アダムから七代目のエノクも、彼らについて預言してこう言っています。「見よ。主は千万の聖徒を引き連れて来られる。(ユダ14・1)

再臨の際にお供するクリスチャンがいなければなりません。

 

 

2020年9月20日



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