日本が侵略とは無縁であったとは言えない
満州への進出は明らかに侵略です。
日本は、満州南部の鉄道及び領地の「租借権」を持っていただけで、満州全体の土地の割譲の権益を持っていたわけではありません。
しかし、この侵略が政府の意志であったかというとそうではない。
実際、石原莞爾及びその後武藤章の大陸への深入りは、政府の意志に反するものであり、あくまでも満州建国に至る過程は後追いでずるずると認めざるをえなかったものでした(当時左翼テロリストによる政治家への圧力があった)。
陛下も不拡大を望んでおられた。
私は、満州のソ連側の第一次資料を翻訳した者ですが、捕虜となった関東軍将官がソ連側に対して「ソ連の領土への野心がある」との発言をしています。関東軍には、アメリカの勢力を背景とした組織内組織があったと考えています。
アフガン人の意志と無関係にアメリカの都合に合わせて侵略行為を行うテログループのようなものが関東軍にもあったのでしょう。
このような二重構造を前提としないと解けない謎が多すぎる。
私は、当時からウォール街のグローバリストが日本を侵略国に仕立て上げる工作を行っていたと考えています。
世界政府論者である石原莞爾、昭和通商の麻薬売買による満州経営、笹川・児玉らによる金銀財宝の略奪、アジアで集めた財宝の竹田宮によるフィリピンでの隠匿工作、吉田茂らヨハンセングループの米国との密通など、とても日本人の発想や行動とは思えない要素をどう考えるかが今後の課題ではないかと思います。
実際、南方に向かうまで日本の軍事行動を支援していたのは、ロックフェラーのスタンダード・オイルでした(ロックフェラーはヒトラーも支援していた)。
真珠湾攻撃もロックフェラーの太平洋問題研究所がからんでいるという話もあります。
2015年11月26日
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