疑わない技術


われわれの活動は霊的な戦いなので、霊的な攻撃を受ける。

どういう攻撃かというといろいろある。

まず猛烈な落ち込み。気落ち。

とくに春先は注意。

私は、長年の経験から落ち込まないように技術を身に着けたが、初心者の方々はいろいろ驚かれるだろう。

コツは、「何も思い煩うな」という御言葉に立つこと。

御言葉以上の権威はないわけだから、それを最終回答として持つこと。

たとえば、自分の考えや信仰と違う現実が現れた場合、「現実はこうだが、御言葉はこうだ。だから、現実を無視しよう。これはたいしたことがないのだ」と思うこと。

「祈っても祈っても同じだ。がっかりだ」と思っても「疑わずに祈るならば山も動く」という御言葉を思い出して「現実は関係ない。祈り続けよう」と切り替えること。

そうすれば、悩みは消える。

落ち込みやすい人は、自分に頼っている。

自分の考え、理性、経験などに頼っている。

その自己信頼は、大きな穴である。

そこから悪霊が火矢を入れる。

心配の火が燃え上がる。

「何も思い煩うなとある。だから、思い煩わないぞ」と決めて、頭を切り替える。

「何も思い煩うなとある。でも、…」と考えると、偶像礼拝を行ったことになるから、解決はないのだ。

心配は偶像礼拝だ。

先日の仕事は、400ページの膨大な量の翻訳だった。

それを約2か月で仕上げる。

「必ず仕上がる」と信じて祈っていたら、締切5時の2分くらい手前で終わった。

実は、仮眠を取って1時ごろ起きてやる予定だったが、3時ごろまで寝てしまった。

5時には間に合わないとあきらめかけていたが、始めるとすいすい進んだ。

途中でいろんなことも起きて時間がかかったので「もうだめだ。翻訳会社に連絡を入れようか」と考えていた。

しかし、不思議にもぴたりと終わった。

「疑わないぞ!」という強い気持ち。

これが祈りが聞かれるコツである。

高田馬場で牧師をしていたころ、毎日「必ず救われる人が現れる」と疑わないで祈っていたら、本当に毎日教会を訪れる人が与えられた。

次々と洗礼を受けた。

われわれには、巨大な力がある。山だって動く力が。

それを妨害しているのは、自分の理性や力への信頼である。

会員の方の病について確信しながら祈っていたら、血液検査で正常値になったと言われた。

われわれは、歴史に流れる基本的な悪魔の霊を暴いてそれを攻撃する立場に立っているので、攻撃を受ける。

しかし、信仰によって力強く信じることだ。

そうすれば跳ね返すことができる。

「何か胸騒ぎがする。これからひどいことが起きるのではないだろうか」と言う人には、「われわれは神の副官なのだから、運命はわれわれが左右できる。得体の知れない未来を恐れると逆につけこまれてどんどんいじめられる」と言うことにしている。

サタンはわれわれが弱くなって不安になるのを待っている。

不安とは隙だから、そこから火矢を打ち込んで内部を丸焼けにしようとしている。

ぜひ「疑わない技術」を身に着けていただきたい。

 

 

2014年4月10日



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