プロテスタントにおいても聖書は隠されてきた2


<TT様>
何せ、最も信頼できるはずのバチカン写本(ネストレの90%を占める)とシナイ写本(同7%)の間で、マルコだけを比較しても652箇所、福音書全体だと3000箇所を超える相違があるのですから、ネストレのパラダイムにおいては原典を復元することは絶望的です。ちなみに、残りの3%のうち、2.5%くらいはアレクサンドリア写本。残りの0.5%は、ギリシャ語がわからない人が筆写したと思われるような腐った写本で埋められている。

この事実にたどり着くのに、クリスチャンになってから何十年かかったことでしょう。B.B.ウォーフィールドも、この事実にたどり着くのに長年を要したようで、それまではマジョリティを弁護する学者をさんざんコケにしていたことを悔いているもようです。

牧師、特に学者は、聖書の写本は一致率が非常に高いという先入観をもっているために、事の重大性をなかなか理解できない。一致率が高いのはマジョリティの間であって、マジョリティ以外の写本は極端にバラバラだという基本事実の認識が必要です。「初心者にはそうやって教えればいい」といっている内容に実は自らが騙されているのです。

<tomi>
マジョリティ・テキストの間で一致していても、そのマジョリティ・テキストを今の教会は使用していないのであれば、まったく無意味ですね。

ネストレを使用している限り、われわれの翻訳聖書は、目も当てられないくらいに腐敗しているということになります。

 

 

2012年7月22日

 

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