一からシステムを入れ直していただきたい


1.


わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16・33)

なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。

世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(1ヨハネ5・4-5)

クリスチャンは、サタンに勝利する。

この根拠は、イエスが「世に勝った」から。

イエスは世界の征服者になった。

イエスには最高権威がある。

この真理に反するいかなる気持ちも、「隙」である。

隙があれば、必ずサタンに付け込まれる。

われわれは戦争をやっている。

戦争をやっているときに、「勝てないかもしれない」という思いが湧いたらそれを敵に利用される。

国内で反戦運動が起きて、政府は国内の敵とも戦うはめに陥る。

戦争に勝つには、挙国一致体制を取るしかない。

「勝てる」というモードを常に維持すれば、奇跡が起きる。

2011年の女子サッカーワールドカップで、ゲームが決まりかけていた最後の時間帯にコーナーから上がったボールをゴール前にいた澤選手がかなり手前で受けて、ダイレクトで鋭角でシュートし、同点に持ち込んだ。

澤選手は常に肯定的に考えるようにすることにしていると言った。

信仰がある人が勝てるようにこの世界はなっている。


2.

マッカーシーが言ったように、キリスト教界は、ユダヤ化された。

それは、数百年に及ぶ計画のゆえである。

ユダヤ化に貢献したのが、ダービーやスコフィールドである。

プレ・ミレ・ディスペンセーショナリズムのシステムは、ユダヤ教である。

今のクリスチャンはみな「再臨のキリストが…」というが、これは、単にユダヤ教の終末論で「偽メシアが世界をエルサレムから統治する」というところに「再臨のキリスト」を置き換えたにすぎない。

システムそのものは、タルムードユダヤ教なのだ。

だから、プレ・ミレを信じる今のクリスチャンたちは、信仰すればするほど、ユダヤ教のシステムの中に入る仕組みになっている。

(1)タルムードユダヤ教のシステムはこうだ。

「イエスはメシアではない」→「世界はイエスのものにはなっていない」→「真のメシアがこれから現れる」→「彼が回復したイスラエルから世界を支配する」→「タルムードユダヤ人が世界を支配する」

(2)聖書のシステムはこうだ。

「イエスはメシアである」→「紀元70年、世界はイエスのものになった」→「真のメシアがすでに現れた」→「彼が天から世界を支配している」→「クリスチャンが世界を支配している」

プレ・ミレは、(1)のところの「真のメシア」のところに「再臨のキリスト」を入れたに過ぎない。

プレ・ミレのクリスチャンは「キリストが支配する」という信仰を持っているから、それを利用されて、偽メシアのシステムに取り込まれた。

これにより、クリスチャンは、タルムードユダヤ人の対抗勢力であることを止めた。

原発の電源を停止するように稼働するウィルスStuxnetみたいなものだ。

このイスラエルが作ったウィルスは、原発のシステムの中に入って、その原発の正常運転をすべて学び取る。

そして、原発の電源を停止した後も、正常運転されているように見せかける。

だから、係員は異常事態が起きたことに気づかない。

そのうちに、実際には電源が喪失している現象が現れて慌てる。

気づかないうちに重大事故に発展するように仕組まれたウィルスである。

教会に、ディスペンセーショナリズムというウィルスが仕組まれた。

「イエスは王である」と信じているので、正統派であると誤解している。

しかし、実際には、その信仰を失っている。

なぜならば、ディスペンセーショナリズムでは、「イエスが王になるのは、再臨後である」から。

「再臨以前においてイエスは王ではない。」

「ということは、今の時代において、サタンに対抗できるはずがない。」

「サタンは、黙示録の記述のように、世界を支配し、反キリストが現れて物を売買することも禁じる」

「あきらめるしかない」

正常運転に見えて、実際は、電源が停止している。

だから、ディスペンセーショナリズムを採用する教会は、知らないで重大事故を起こしている原発みたいなものだ。

3.

このシステムに入ると、確信が持てなくなる。

クリスチャンが、グラグラになる。

(2)の聖書的な信仰を失っているからだ。

紀元70年にすでにイエスは王になり、今も王であり、再臨のキリストを待つ必要はない。

だから、一瞬たりとも、勝利を疑ってはならない。

そこからサタンが入って、信仰をガタガタにする。

常に「信仰によって」強気にならない限り、われわれは隙をつかれてダメになる。

戦争をしているのである。

どんなときも強気で、確信を持ち続けない限り、敗北に追いやられる。

4.

全世界は、タルムードユダヤ教のシステムに飲み込まれている。

それに気づいている人はごくごく少数である。

Stuxnetのように働いて、根幹を破壊するウィルスであるディスペンセーショナリズムを追い出して、システムを一新するしかない。

バージョンアップではだめだ。

全部、ハードディスクをまっさらにして、正しいシステムを入れなおすしか方法はない。

だから、既存の神学のシステムにポスト・ミレを追加しても無意味だ。

ミレニアムの記事を学んで、一からシステムを入れ直していただきたい。

 

 

2015年3月29日



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