財務省は「国の借金が増えた」というのを止めろ3
日本の紙幣は、不換紙幣である。
不換紙幣を発行する権利が日銀に与えられている。
これは、日本では、税金を徴収する必要はないということを意味する。
ある家庭で、お父さんが、子供がくれた「肩叩き券」を使って子供に肩たたきをしてもらうことになっているとする。
ある日、肩が凝ってしょうがないので、頼もうと思ったが、その券がなくなってしまっているのに気付いた。
子供は券がないと叩かないという。
券は、お小遣いと引き換えに提供されていたから、子供は「券が欲しかったらお小遣い出して」と言った。
お父さんは、子供にお小遣いを渡して、その代わりに券を受け取り、それで肩を叩いてもらった。
しかし、ある日、お父さんが規則を変更して、お父さんも券を発行できるようにした。
自前で作った券を子供に渡して「肩を叩いて」と頼んだ。
子供は、「ずるい。お小遣いくれないので嫌だ」と言ったが、「券があるから」という理由で叩かせた。
不換紙幣とは、お父さんが発行した肩叩き券である。
不換紙幣とは、国民にただ働きをさせる券である。
だから、それは税金なのである。
不換紙幣を発行する権利を有しながら、しかも、税金も徴収するというのは、「二重取り」なのである。
2014年8月10日
ホーム