十字架の敵の最後は滅びである


私と祈り合ってきたKG氏から朗報を聞いた。

氏とこの働きを開始してから、氏に対しても、私に対しても、超自然的な攻撃が加えられてきた。

それは今でも形を変えて続いている。

初期のころ、HDという男がKG氏に資金を提供するということで近づいてきた。

この男は、後でわかったことだが、様々な手法を用いて、借主の不動産を奪ってきた悪党であった。

KG氏は、保証人として叔母さんを立てた。

HDはそれまでやってきたのと同様にKG氏に金を貸して、それを返せなくなるような策略をめぐらして、叔母さんの家屋敷を奪おうとした。

10年経ってようやく昨年裁判で解決がついた。

結局HDは、叔母さんの家屋敷を取ることができず、また、法定以上の利息も取ることができずに終わった。

明らかに、この出来事は、KG氏の弱みにつけこんで、借金という形でKG氏の行動を縛り、その働きを破壊しようとするサタンの攻撃であった。

KG氏は今年74歳だが、1996年までこのような悪党と出会ったことがなかったという。

われわれの働きが始まったこの年から、妨害が始まったと。

それまで、氏は信用で商売をやってきた。きちんと支払いをするので、ディーラーの車を顔パスだけで売ることができた。

しかし、1999年ごろに現れたSという男が、KG氏の名義で借りた車をリース料を支払わずに乗り回したため、そのディーラーへの信用を失ってしまった。

何度いっても返さないので、私たちは、この車を取り返すことにした。

Sの見ていない隙に車の合鍵を作り、それを持って、Sのマンションの駐車場にとまっている車のドアを開け、エンジンを始動させて持って帰った。

翌朝事務所の電話がなった。

「なんで勝手に持っていったの?」と奥さん。

「あれは、リースの車で、あなたが支払わないから、強制的に取り返したまでです」とKG氏。

SもSなら、奥さんも奥さんだ。

どこまでずうずうしいのか。

最近聞いたところでは、この夫婦、離婚したという。

そうだろう。こんな人のものを平気で盗むような夫婦が祝福されるはずがない。

あれから10年以上たって、当時Sといっしょに活動していた人間はみな他界した。

奥さんにも逃げられ、一人残された。

KG氏がなぜSを信用したかというと、Sがクリスチャンになったからだ。

以前同じようにKG氏から借りた車を乗り回して返さなかったが、捕まえて追及したら、クリスチャンになると。

ちゃんと教会に通うようになった。

それで信用してしまった。

詐欺師によくあるように、Sは愛想がいいので、教会の人々は騙されてしまった。

そのうちSはKG氏について嘘の噂を流し、教会がそれを信じた。

その結果、KG氏は教会を追い出された。

しかし、結局、追い出されたことによって、氏は自由に福音を伝えることができるようになった。

教会は非常に権威的で、個人の活動を認めないから、自由になれてよかったと言っている。

10年前にわれわれを襲ったこれらの人々の企みはすべてとん挫した。

神の国を妨害する人間は、必ずその報いを受ける。

今私たちの足をひっぱっている様々な連中は、将来、神の国を妨害することが不可能なこと、そして、妨害する人間に様々な呪いがかかることを知ることになるだろう。


というのは、私はしばしばあなたがたに言って来たし、今も涙をもって言うのですが、多くの人々がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。
彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。(ピリピ3・18-19)

「キリストの十字架の敵」の「最後は滅び」である。

十字架の敵の特徴は、「自らの欲望が神」であり、「栄光は自分の恥」である。

彼らは己の欲望のみに従って歩むから、自分が滅びに向かって進んでいることに気付かない。

そして、自分で栄光を受けたと思っているが、実際は、恥をかいている。

いわゆる世俗の欲望:「金、女性、名誉」を第一とする生き方。

こういう低級な生き方をしている人間をサタンは利用し、われわれを攻撃させる。

しかし、どんなに攻撃されても、われわれは滅びない。

なぜならば、この働きを遂行しているのは神ご自身だから。

神を妨害することのできる人間は一人もいない。

次のように、祈っていただきたい。

サタンよ、無駄だから、われわれを攻撃するのをあきらめよ。

イエスの御名によってお前を縛る。

 

 

2013年5月9日



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