皇室の紋章「獅子と一角獣」は南北イスラエルの象徴である


天皇家の古い紋章に、獅子と一角獣(ユニコーン)の図柄がある。
http://www.millnm.net/img/1035782530119841509802767.png

これは、明治期に日本を訪れたマックレオドの著書からのコピーである。

平凡社『世界百科事典』によると、天皇家のこの紋章は、既に平安時代にあったそうだ。

京都御所の清涼殿にある天皇の座の前には、今でも一角獣と獅子がいる。
http://www.millnm.net/img/8974548174610461490870345.png

実は、獅子と一角獣は、それぞれユダとイスラエルの象徴でもある。

C・ワイズマン著『THE LION AND UNICORN or, JUDAH AND ISRAEL(獅子と一角獣、つまり、ユダとイスラエル)』という論文がある。
http://www.ensignmessage.com/archives/lionunicorn.html

ここで、題名のとおり、獅子と一角獣は、ユダとイスラエルの象徴であると述べている。

ユダの象徴が獅子であるというのは周知のとおりである。

イスラエルのそれがユニコーンであるというのはなぜか。

日本語訳で「野牛」と訳されている「レーム」というヘブライ語は、キング・ジェームズ訳では「ユニコーン」と訳されている。


「彼らをエジプトから連れ出した神は、彼らにとっては野牛の角のようだ。」(民数記23・22)

この「野牛」は、キング・ジェームズ訳では、「ユニコーン」と訳されている。

"God brought them out of Egypt; he hath as it were the strength of an unicorn." (Numbers 23:22 KJV)

キング・ジェームズ訳が「レーム」を「ユニコーン」と訳したのは、七十人訳とウルガタ訳を参照したためだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Re'em

ヨハン・ウルリヒ・デュエルスト(Johann Ulrich Duerst, Die Rinder von Babylonian, Assyrien und Agypten (Berlin, 1899:7-8))などの近代の聖書学者がアッカドの同語源語である「リム」が家畜牛の先祖つまり「原牛」を指すと主張してから、「野牛」のことであると一般に考えられるようになった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Re'em

申命記で、ヨセフの初子エフライムには「野牛(ユニコーン)の角」があると言われる。

彼(ヨセフ)の牛の初子には威厳があり、その角は野牛の角。これをもって地の果て果てまで、国々の民をことごとく突き倒して行く。このような者がエフライムに幾万、このような者がマナセに幾千もいる。(申命記33・17)

それゆえ、エフライム族の象徴は、「ユニコーン」なのであり、紋章に記載されている。
http://www.docstoc.com/docs/77837968/Tribes-of-Israel

エフライム族が代表する北イスラエル王国(つまり、「ユダとイスラエル」という呼び方の「イスラエル」のほう)の象徴もユニコーンであったとしても、不思議ではない。

「獅子とユニコーン」は南北イスラエルを象徴する。

神社で、この象徴は獅子と狛犬として現れている。

平安時代後期の『類聚雑要抄』では、獅子は左に置き、「色黄にして口を開き」、右側の「胡摩犬は色白く口を開かず、角あり」とある。
http://www.youtube.com/watch?v=BydZlKdlj1s

神道とは、実はイスラエルの宗教であり、皇室は、明らかに南北イスラエルに起源をもつと言えるのではないだろうか。

 

 

2013年4月5日



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