倉山満という人は弁舌さわやかで、保守の論客として人気があるが、ことキリスト教、西洋の思想史に関する限り、あまりにも無知で、偏見が強いので、彼の意見が若い人に広がることは、きわめて有害である。

キリスト教に対する誤解が広まる。

とかく日本の保守は、西洋史とくにキリスト教に弱い。

そして、自分で勝手に想像したキリスト教像を作り上げてそれを叩く。

倉山氏のような若い人だけではなく、日下公人氏やチャンネル桜の水島社長のような年輩の人でも状況は同じ。

西洋をしっかり勉強せずに、やみくもに日本賛美しても、世界から孤立するだけ。

朝鮮人の妄想世界観とあまり変わりがなくなる。

キリスト教はそんなチンケなものではないですよ。

思想史をきちんと勉強したら、そんなに簡単に切り捨てられるようなものではないということがわかるはず。

無学者論に負けずでは建設的なものは生まれない。

2015年8月23日