TPPは、日本を滅亡させる


TPPは単なる貿易協定ではなく、社会構造の根本的な変化を生じる重要な協定である。

国は、一つの人体のようなもので、その人体だけでシステム的に完結している。

心臓があり、腎臓があり、脳があり、…、一個の人体で独立して存在できる。

だから、物理的には、無人島で生活しようと思えばできる。

他人との関わり、つまり、社会が必要なのは、さらに豊かな生活をするためである。

普通の貿易協定は、独立した個人と個人の間でのモノの交換のようなもので、普通の社会生活を豊かにする。

しかし、TPPは、過剰な自由化によって、各国の得意な産業は生き残り、得意ではない産業は死滅する。

外国の企業が、国内の規制緩和の主導権を取れるような協定は、自国の産業を外国の企業によってコントロールされることを意味する。

これは、人体で言えば、腎臓や心臓や脳の機能を他人に任せて、自分は肺を担当します、みたいなもの。

国が一つのシステムとして完結できなくなる。

普通の貿易協定は、独立した人と人との契約。

しかし、TPPは、様々な臓器を域内の国々で分担しあうことを意味し、明らかに独立国家の消失を意味する。

TPPは、日本を滅亡させる。

安倍晋三は、万死に値する。

 

 

2015年10月13日



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