新しい翻訳聖書に導入されているニューエイジ思想2
ブラヴァツキーが著書Secret Doctrineにおいて使用する"the One and Only"や"only One"、"Only One"といった称号は、NIVにおいて多用されている。
すでに述べたようにヨハネ1・14、18の「ひとり子」はKJVでは"the only begotten Son(一人息子)"と訳されているが、NIVでは"the One and Only(唯一の者)"と訳されている。
マタイ19・17は、KJVでは「God」と訳されているが、NIVでは"only One"と訳され、ヨハネ5・44は、KJVでは「God」と訳されているが、NIVでは"Only One"と訳されている。
NIVの編集主任エドウィン・パーマーは、"one"や"only"を「現代的でエレガントな」代用語であると述べたが、歴史家たちによると、それらは「古くて邪悪である」という。
レイヤードは、著書"Babylon and Nineveh"(London, 1853)において、"One Only"という称号の起源は「バビロニア人たちのone Only God(唯一神)」なる蛇にあると述べた。
マクロビウスは著書Saternalia(1521年)において、"one only"とサタンの関係についてこう述べた。
蛇は・・・神秘主義の基本教理によれば・・・the one only godである。サタンは、one only god と認識されていた。
The One and Onlyの神の属性は孤独である。
(Hamack, History of Dogma, "Arianism," p.776.)
2016年9月14日
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