互いに真実を話すべきだ



これがあなたがたのしなければならないことだ。互いに真実を語り、あなたがたの町囲みのうちで、真実と平和のさばきを行なえ。(ゼカリヤ8・16)

クリスチャンの間では、真実を語るべきだ。

ノンクリスチャンに対しても最大限嘘をつくべきではない。

しかし、真実を話すことによって、「神の国にとって」重大な損失を招く場合には嘘をつくことがかえって信仰的な行為になる。

ラハブは、嘘をついてイスラエルの斥候の居場所を隠した。

これは信仰の行為として称賛されている。(ヘブル11・31)

クリスチャンの場合、互いに同じからだの一部なので、意志疎通が乱れると致命的な問題に発展する。

つまり、分裂だ。

神の国が分裂解体していいことなど一つもない。

もちろん、本当は神の国に属しているはずがないがん細胞のような不良分子がいれば、切除する必要がある。

しかし、互いに同じ目標を持ち、世界統治を目指している場合、互いの間には常に協力関係がなければならない。

そうした場合に必要なのは忍耐である。

人間は互いのことを少ない情報で判断するので、誤解はつきものである。

だから、情報が少ないし、考え方も多様であると理解して、付き合うべきだ。

こちらに敵意がなくても敵意と誤解されることがある。

もし相手が気が長ければいいが、そうではない場合には、しっぺ返しを食らう。

なぜしっぺ返しされたのかわからない。

ああ、あれが原因だったのかと思う。

しかし、これは、互いに寛容であれば、問題には発展しないはずだ。

「怒りを遅くする」ことが称賛されている。

怒りをおそくする者は英知を増し、気の短い者は愚かさを増す。

激しやすい者は争いを引き起こし、怒りをおそくする者はいさかいを静める。

怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。

人に思慮があれば、怒りをおそくする。その人の光栄は、そむきを赦すことである。(箴言14・29、15・18、16・32、19・11)

短期で子供を育てることは不可能である。

なぜならば、子供は未熟だから。

子供は、われわれ大人が隠している欲望をむき出しにするので、「本来人間はこういうものなんだなあ」と思う。

われわれもみな未熟である以上、完璧を求めるのは失敗の第一原因である。

神の国を成長させるには、子供を育てるのと同じ忍耐が必要だ。

忍耐することによって、自分も成長する。

サタンがこのように神の国を破壊し、日本を解体しようとしている中で、神の国のメンバー同士争っても何も利益にならないどころか、自分が滅ぼされてしまう。

サタンは、バベルの塔の逆をやろうとしている。

バベルの塔は、なぜ倒れたか。

物理的に倒れたわけではない。

言葉の乱れだ。

意志疎通が破壊された。

互いに意志が通じなくなることくらい恐ろしいことはない。

だから、互いに真実を話すべきだ。

 

 

2015年4月13日



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