プレ・ミレは、クリスチャンのあらゆる営為を無益にする
飛鳥昭雄氏と久保有政氏が対談をした。
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両者とも非常に貴重な活動をされていると思う。
とくに飛鳥昭雄氏には大いに学ばせていただいた。
著書は10冊以上所有し、全部読んだ。
氏のキリスト教理解は正確である。
日猶同祖論者や保守派の人々には、大学の教授クラスでもトンデモない理解をしている人が多いが、飛鳥昭雄氏は誤謬が非常に少ない。
ただ、久保有政氏と同様、プレ・ミレである。
だから、せっかくの貴重な活動もカルト化している。
両者の講演を聴いたある人によると、両者とも「今後、日本がキリスト教国であったということを伝えていく」と述べたそうだ。
これは素晴らしいことだが、終末論がプレ・ミレだと全部台無しになる。
なぜならば、結局「われわれがいかなる努力をしても、反キリストによって潰される」と結論する以外にないからだ。
考えてみてほしい。
どの政治団体の代表が「われわれは必ず失敗するが、頑張ろう!」と言って団員を激励するだろうか。
どのスポーツチームの監督が「どんなに頑張っても、われわれのチームは敗北する。さあ、毎日熱心に練習しよう!」とメンバーを励ますだろうか。
メンバーは「ふざけるな。こんな監督にはついていけない」とチームを去るだろう。
プレ・ミレは、クリスチャンの敗北を前提とする欠陥理論である。
聖書にはそんな理論を裏付ける箇所は皆無である。
逆に無数の「勝利宣言」がある。
なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。
世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(1ヨハネ5・4-5)
平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。どうか、私たちの主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。(ローマ16・20)
御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。(マタイ6・10)
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイ6・33)
2018年3月21日
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