大恐慌の二番底が来ても唯一生き残る日本
三橋貴明氏による『ジパング再来』(講談社)を読んで、いかにマスコミが嘘をついて日本の評価を低めようとしているかはっきりと分かった。
「日本はもうだめだ」というマスコミ。
しかし、実際は、世界を救った日本であった!!!
IMFに対して10兆円の融資を行った。
このお金で、世界の多くの国が破綻から救われた。
しかし、日本側が提供したのは、もともと眠り金でしかなかった米国債。
IMFを通じて世界の国々にお金を貸すことによって、リスクをかぶることはない。
なぜならば、リスクはIMFが負うという契約だから。
たとえ貸した国々がデフォルトになっても、日本に損失はこない。
麻生さんと中川さんがやった離れ業である。
三橋氏は、「天才が考えたアイデアだ」と絶賛する。
かくもすごいことを日本はやった!!
しかし、マスコミはまったく報道せず。
われわれはここではっきりと認識したい。
日本は、世界の国々に貸して救うほど大量のカネを持っている超優良な国であるということを。
対外純資産世界一の大金持ちであるということを。
こういった自己意識があれば、人々はものを買うようになり、デフレなど起きるはずがない。
すべて、偽情報を流しているマスコミの責任といいたくなる。
技術革新もなく、ただ奴隷労働によって安い商品を送り続ける中国。
こんな脆弱な市場は、バブルが崩壊したらひとたまりもない。
しかも、輸出依存度が日本よりはるかに高いから、米国や他の国々の経済破綻が襲えば、一番影響を受けるだろう。
今年二番底がきても、無借金の日本は世界で唯一生き残るだろう。
われわれは嘘を信じるべきではない。
しかし、日本が強い国であるということは事実なのだ。
だから、堂々と自信をもてばいい。
自分を騙しているわけではない。
日本の未来は明るい!
この本を読んでそう確信した。
2011年1月3日
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