どんなに隠しても無駄である


1.


そうこうしている間に、おびただしい数の群衆が集まって来て、互いに足を踏み合うほどになった。イエスはまず弟子たちに対して、話しだされた。「パリサイ人のパン種に気をつけなさい。それは彼らの偽善のことです。
おおいかぶされているもので、現わされないものはなく、隠されているもので、知られずに済むものはありません。
ですから、あなたがたが暗やみで言ったことが、明るみで聞かれ、家の中でささやいたことが、屋上で言い広められます。
そこで、わたしの友であるあなたがたに言います。からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない人間たちを恐れてはいけません。
恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。(ルカ12・1-5)

元NHK職員が紅白歌合戦の裏側について語っている。

https://www.youtube.com/watch?v=nC7zF8VYSHY

芸能部では、実際よりも大きな額の請求書を切らせて、キックバックさせるという方法で、担当者が裏金を作っているという。

NHK側は、裏金作りをやっていた人物を一人だけピックアップし、スケープゴートにして組織を守ろうとした。

警察の取り調べを受けた取引業者の社長がその日に東京湾に車ごとダイブ。

恐ろしい世界である。

「おおいかぶされているもので、現わされないものはなく、隠されているもので、知られずに済むものはありません。
ですから、あなたがたが暗やみで言ったことが、明るみで聞かれ、家の中でささやいたことが、屋上で言い広められます。」

以前、ある予言の才能のある女性から「あなたは、駐車場を歩いているときに『昔路傍伝道なんてやっていたなあ』とつぶやいたでしょう」と言われた。

近所のスポーツジムの駐車場の中を歩いているときに実際にこの言葉をつぶやいたのを記憶していたのでびっくりした。

つまり、自分がやっていること、語ったことを聞いている存在があるということである。

2.

それを教えたのが聖霊なのか、悪霊なのかはわからないが、霊的な存在はわれわれの周りに常にいる。

あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。まことに、あなたがたに告げます。彼らの天の御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。(マタイ18・10)

クリスチャンはどのような人でも、天の御使いがついている。

御使いは、いつも御父の御顔を「いつも」見ている。

それゆえ、身分が低いからとか、年が若いとかの理由で、彼らを見下してはならない。

だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。
また、だれでも、このような子どものひとりを、わたしの名のゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。
しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。(マタイ18・4-6)

クリスチャンを見下し、彼らにつまづきを与える人には、その御使いが御父の命令を受けて、裁きを下すだろう。

その裁きは「大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死」ぬほうが遙かに楽である。

3.

NHKの横領事件のように、不正を働くような人々は、この霊的な存在を知らないか無視している。

「誰も見ていないだろう」と人殺しまでする。

全部見られているし、聞かれている。

霊的な存在は空間を超越しているので、地球の裏側にいた悪霊は、われわれが不信仰なことをつぶやくと、瞬時にやってくる。

不信仰な言葉は、悪霊の餌である。

悪霊は、それを利用して、その人をさらに堕落させるために働く。

不正は、どんなに隠しても無駄である。

「おおいかぶされているもので、現わされないものはなく、隠されているもので、知られずに済むものはありません。」

悔い改めなければ、自分がやっていることは、大勢の人々に知られ、罰を受けることになる。

 

 

2018年1月3日



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