ギリシャ語聖書について
ところでギリシャ語聖書というのはどの様な性質のものでしょうか
ギリシャ語で聖書を読んだからと言って真実を理解できるのでしょうか?
ギリシャ語聖書とは、自分が信頼できると思った写本からできるだけ原本に近いと考えられるテキストを組み合わせて編纂してできた聖書です。
つまり、今の聖書はこういう順番で作られています。
写本→ギリシャ語聖書→各国語翻訳聖書
写本はギリシャ語で書かれていますが、様々な写本があり、どれがもっとも原本に近いか諸説があります。
諸説があるといっても、1900年間クリスチャンが使用してきた写本はビザンチン写本であり、神がほとんどのクリスチャンがそれを1900年間使用することを許してこられたということは、それが一番信用できるということを意味します。
1900年間ご自身の民が誤謬に陥ることを許してこられたと考えることはできません。
19世紀になって、マリア崇拝者のウェストコットとホートは、アレキサンドリア型写本を採用し、新しいギリシャ語聖書を編纂しました。
そして、各国語の人々がその聖書に基づいて翻訳聖書を出版してきました。
日本語の口語訳や新改訳もその仲間に入ります。
その結果、私たちが今まで読んできた聖書は、1900年間クリスチャンが読んできた聖書とは5000箇所以上も違いがあります。
重要な教理において違いはありませんが、小さな部分において、新しい聖書には「欠落」があります。
2018年8月14日
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