ニューズウィーク誌がチェイニーの戦犯裁判の可能性を示唆
どうやらチェイニーが訴追される公算が大きくなってきた。
世界でもっとも著名な国際人権法の専門家が、ディック・チェイニーが戦争犯罪のゆえに裁判を受けことになるであろうと述べた。(2015年7月10日付『Information Clearing House』)
ニューズウィーク誌によると、2001年から10年間国際司法裁判所の判事を務めていたトーマス・ベルゲンタールは、米国の前副大統領を国際刑事裁判所の法廷で裁くことができると考えている。
「われわれの中には、ずっとチェイニー及び多数のCIAのエージェントを、彼らがいわゆるブラックホールの中で行ったことについて、ICCで裁判にかけるべきだと考える者がいる」と少年時代をアウシュビッツ収容所で過ごしたベルゲンタールが述べた。
81歳になるベルゲンタールは、旧チェコスロバキアで生まれ、現在米国市民であり、ジョージワシントン大学の法学部の教授である。
ベルゲンタール曰く「われわれ(アメリカ人)は、自ら彼らを裁くことができたかもしれない。私はオバマに投票したが、オバマは、これらの人々の何人かを訴追しないと決めた。この時、彼が大きな間違いをしでかしたと思う。訴追は実行されるだろう」。
ベルゲンタールは、前英首相トニー・ブレアが、そのイラク戦争における役割に関して、戦争犯罪者として訴追されるかどうかについてはわからないと言い、前大統領ジョージ・W・ブッシュについては、取るに足りないこととして否定した。
「(ブッシュは)父親がやり残した事を成し遂げられることを母親に知らせたかっただけの無知な人である」とベルゲンタールは言った。
また、チェイニーが1970年代の初期に仕えていたリチャード・ニクソンならば、イラクと開戦をするようなバカなことはしなかっただろうと言った。…
http://www.informationclearinghouse.info/article42353.htm
2015年7月14日
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