安倍さんの真意


安倍さんの真意を見抜くことは非常に難しい。

彼が普通の議員だったころ、彼の考えはしごく全うでした。

国を純粋に守る心意気が見えました。

しかし、総理になったとたんにグローバリストのようなことをいい、TPP、消費増税、大企業優遇など、反日的な政策に走った。

案の定、消費税増税によって経済は破壊されました。

安倍さんの周りには、竹中平蔵のような新自由主義者がいて、アメリカの思惑どおりに日本を改造しようとする人間がいます。

彼らは本当に安倍さんが望んでいる存在なのか。

違うのではないかと思います。

安倍さんの本意は、やはり「戦後レジームからの脱却」です。

では、それと真逆のようなこと、アメリカ寄りの政策をなぜやらなければならないのか。

それは、急に独立色を出そうとすると、アメリカに潰されるからです。

アメリカの言いなりにならないことを示そうとして各国を訪問、とくにロシアに接近しました。

ウクライナ問題で潰されましたが、アメリカは、安倍首相に警戒色を強める結果となった。

オバマと習近平の関係を見ると明らかですが、今の世界情勢の大枠は、米中G2での世界分割です。

アジア方面は中国が支配することに決まっている。

安倍さんはこれが実現すると、日本が滅びることを知っている。

中国がバックアップする民主党が何をやったか見れば明らかです。

そのため、日本がアメリカとの同盟関係を強化することによって、中国のアジア支配を弱め、経済的な回復も図ることによって日本を再び強国にし、独立を確保しようとしている。

その場合、核兵器を持たない以上、中国に対抗するには防衛能力が低いので、集団的自衛権、憲法改正によって防衛能力を高めようとしている。

これまで中韓にだだ漏れしていた機密情報漏えいを防ぐために各種情報法を整備している。

国を守るうえで必要な対策を取ってきたが、これをやられると、日本への侵略がうまくいかなくなるので、中国は韓国人や反日日本人を使って「言論の自由への抑圧」という理由をつけて反対運動をしている。

すでに述べたように、安倍さんの行動が不透明な部分があるため、これらの工作に乗ってしまっても無理はない状況なのですが、われわれは、その真意を見抜く必要があると思います。

なぜ私が安倍さんを評価するかというと、安倍さんが欧米の戦争をやって金儲けしている人々からも憎まれているという事実です。

英国のエコノミスト誌の表紙に、「2015年世界はこうなる」という特集の絵で、各国首脳の中で安倍さんだけが「ラーメンを食べる子供」として描かれている。

その他、欧米の安倍政権への評価は「反動的」、「国粋主義的」であり、批判的です。

エコノミストはロスチャイルド系雑誌なので、この評価は、世界を動かしている人々のそれと見てよいと思います。

戦後世界はこれらの人々によって作られてきました。

日本は一方的に悪者に描かれてきました。

それから脱却するには非常に難しいかじ取りをしなければならない。

そういうことを安倍さんはやっていると思います。

 

 

2015年2月14日



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