預言と預言者を支えること


1.

つい先日、1995年ごろ変な風邪をひいて喉が痛くて水も飲めないくらいになったのを思い出した。

このような一度しかかかったことのない症状を思い出したら、今、それにかかっている。ここ数日、痛くて水も飲めない。痛み止めを飲んでから食事をしている。

この「予感」は、面白い現象である。

何か起きる前に、それについて思いめぐらす。

何かを紛失する前に、「それを紛失したら大変だ」と思うことが多い。

「自分は人に恵まれてきた。これから人で苦労することがあるかもしれない」と思っていたら、変な人物と出会い、非常に苦労した経験がある。

危険な状態になる前に、危険だと察知する。

これも聖霊の働きの一つである。

御霊は、預言される。


その中のひとりでアガボという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。(使徒の働き11・28)

私は、何かについて教えられる前に、かすかに「これこれについて神から示しがある」と予感する。

たとえば、東京の建物にイルミナティの象徴が隠されていることについては、それが示されるかなり前から「こういう示しがあるな」と気づいた。

その気づきがあると、それ以降、ずっと気になる。

そしてあるときに、はっきりと示される。

気になっていたことがらが、互いに結びついて、点と点が線になり、線と線が面になり、面と面が立体になる。

2.

かつては書物から示されることが多かったが、最近は、ネットで調べものをしているときや、運転している最中、何か活動しているときに直観で与えられることが増えた。

昔は、千葉にある健康ランドで本を読んだ。

食事をする場所が明るいので、3,4冊本を持ち込んで2,3日集中して読んだ。

本には書き込みをした。

後から読んでも書き込みを読めばその内容がだいたいわかる。

このHPの読者には、その本を読まなくても、エッセンスだけをつかめるように紹介している。

たとえば、次のページは、Dr. Kenneth Gentryの"The Beast of Revelation"(Dominion Press, Fortworth TX)の要約である。

http://www.millnm.net/millnm/no42.html

1ページにまとめてあるが、そのまとめのためには多くの時間がかかった。

アメリカで再建主義に関する貴重な文献が出てきた1980年代から90年代にかけて、私は、原理から応用まで幅広く知識をまとめるために大へん努力した。

普通の職業・家庭生活をしていたらけっしてできなかっただろう。

3.

普通の職業・家庭を通じて、神の国を拡大し、次世代を育てるために召された人々は、その指針を与えるレビ人たちを支える。

レビ人は霞を食っては生きられないので、霊的なものを受けたならば、物質的なもので返す必要がある。

もし返す意志がないなら、即刻知識を得ることを拒絶しなければならない。

このギブ・アンド・テイクの原則を守れないような人が神の国を相続できるはずがない。

契約外の人である。

 

 

2015年7月28日



ツイート

 

 ホーム

 



robcorp@millnm.net