聖書的キリスト教以外、学問を基礎づける世界観はない
現代文明の多くは、三位一神教であるキリスト教の遺産に負っています。
たとえば、当たり前のように考えている「この宇宙では科学法則がいつでもどこでも普遍的に適用できる」という前提。
多神教は、宇宙を成立させている究極の原理は多数あってよいと考えるので、統一的普遍的な法則を発見することを旨とする科学は成立しません。
一位一神教では、多様性は統一に至る暫定的な過程でしかないので、統一的法則よりも個性を研究する人文科学の基礎とはなりえません。
「統一も多様性もどちらも等しく重要である」と教える聖書的キリスト教以外には、学問の基礎となる世界観にはならない。
2018年7月9日
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