グローバリストから日本を守ってくださいと祈るしかない
われわれが唱えている自由主義と、新自由主義者が唱えているそれとの間には、決定的な違いがある。
われわれは、通貨の一元管理を否定する。不換紙幣を否定する。万人が平等のスタート地点に立つべきだと唱える。
しかし、新自由主義者は、今の中央銀行制度のもとでの自由主義を唱える。
今の中央銀行制度のもとで規制を撤廃し、自由にしたら、中央銀行制度に連なって利権を得られる人々が勝利するのは当然である。
中央銀行及び銀行で不換紙幣を発行できる人々は、偽札を作る権利を与えられている。
金や貴重金属の裏付けのない札は偽札である。それを発行し、それに基づいてお金を貸すことができたら、単なる紙が価値を生み出すことになる。
たとえば、あるコンビニに偽札を作る権利が与えられたとする。
そこに行けばお金が借りられるので、人々が来る。
コンビニの店長は、適当に新聞の広告の裏に100万円との数字を記入し、ハンコを押した紙を客に渡す。100万円を得るのに要したエネルギーやコストは3円程度である。
客はその100万円札で買い物をしたり、事業をしたりする。
そして、期日までに100万円に10万円を添えて返す。
コンビニの店長は3円のコストで10万円を手に入れることができる。
これでどうしてそのコンビニが繁盛しないわけがあるだろうか。
まったく労働せずに富が得られる。
今の銀行の信用創造はこれと同じである。
コンピュータの端末に数字を打ち込むだけでお金を貸せる。
最初から、圧倒的に不平等なシステムの中で、規制緩和したらどういうことになるだろうか。
今の新自由主義者がやっていることは、中産階級の処刑である。
中央銀行制度という圧倒的な不平等なシステムの中で、政治的にかろうじて守られてきた中産階級は、政治家と結びついて利権を持つ銀行や大企業につぶされるのは目に見えている。
これは、市場原理主義ではない。
それは「平等の徹底化」ではない。
逆だ「不平等の徹底化」である。
イルミナティは世界政府を実現するために、中産階級を処刑し、極端な貧富の格差を生み出している。
自民党に新自由主義者が混じっている限り、われわれは自民党を信用できない。
しかし、売国者の民主党も信用できない。
だから、祈りしかない。
グローバリストから日本を守ってくださいと祈るしかない。
2013年4月22日
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