霊的な世界を知らないで真理を探ることなど不可能である


日本人は、とくに戦後、真面目な話を嫌う傾向がある。

これは、おそらく、戦後の体制が「虚偽によって築き上げられているから」だと思う。

戦後体制とは、アメリカが「偽メシア」として「民主主義によって世界を解放する」というお題目を唱えつつ、日本を「覇権拡大のために」侵略してできた体制である。

日本人は、本能的にこの「胡散臭さ」に気づいている。

でも、文句を言うと「敗戦という逆らえない現実」に直面せざるを得ないので、黙るしかない。

結局、ごまかして生きるしかなかった。

これは、悲劇である。

しかし、真理を知れば、卑屈になる必要はない。

物事は真剣に考えるべきである。

真剣に探っていけば、真理が見えてくる。

途中であきらめて、ごまかす生き方をすると、自分の品性を下げることになるし、無知は間違った判断を下す原因にもなる。

だが、この真理探究の道は、信仰がなければならない。

なぜならば、問題は霊的な次元にあるから。根が深いのである。

単なる政治的・経済的な問題ではない。

霊的な世界を知らないで真理を探ることなど不可能である。

 

 

2016年12月11日



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