御子は被造物ではない


アメリカの福音主義者たちの78%が「イエスは神によって作られた最初で最高の存在である」と信じている。
https://thestateoftheology.com/?fbclid=IwAR3BaOCDxrROWyEh61XGKlA7VAQcaOIV5xHuTakj189M_ElixweAfMySRkc

異端です。

キリストは永遠に存在する神であり、御父によって「作られた」のではなく「生まれた」のです。

つまり、御父とキリストの関係は「法的な父子関係」であって、「存在論的なそれ」ではない。

ニケア信条ではキリストを「作られたのではなく、生まれた」と宣言している。

(ニケア信条は)イエス・キリストは「作られたのではなく、生まれた」と述べており、無から創造された単なる被造物ではなく、真の「子なる神」であり、「御父の本質から」存在せしめられたと断言している。(Wikipedia―First Council of Nicaea)

御父と御子は、いずれも同じ本質を持つ永遠の神であり、御子が存在しなかったことはこれまで一度もなかった。

では「御子は御父から生まれた」とはどういうことなのか。

これは「契約的に親子関係が存在する」という意味である。

夫婦は、それぞれ人間として「同質」であり「同等」である。

その命は同等に尊いが、妻は夫を助ける役割を与えられて召された。

存在論的に「同質」「同等」であるが、契約的に「上下関係」がある。

夫婦契約は「社会的機能」を規定するために結ばれる。

同じように、神においても、三位はそれぞれ「同等」「同質」であり、永遠の存在であるが、契約的に「上下関係」がある。

御父と御子には「父子」という社会的関係が永遠の昔から存在する。

「御子を被造物と見る」見解は、誤謬であり、排斥されるべき異端である。

 

 

2018年11月17日



ツイート

 

 ホーム

 



robcorp@millnm.net