今の科学はサタンの騙しの中にある
現代人が聖書を信じられないのは、主に進化論があるからだ。
しかし、このサイトでの主張を読めば、進化論が間違いであることを簡単に理解できるだろう。
もう一つ、タイムスケールである。今の科学では、宇宙の歴史が140億年とか、ものすごい長い期間に設定されている。
だから、1万年以内という聖書の創造物語のタイムスケールが馬鹿らしく見える。
しかし、このタイムスケールは、進化論を前提として設定されていることがわかれば簡単に拒絶できる。
「アメーバから人間まで進化が起きるには、相当の年月が必要だろうと。1万年以内などはありえない。億年単位にしよう」。
今の科学のタイムスケールはこのレベルの議論で成立している。
この長いタイムスケールが採用されたきっかけは、カントの自律的世界観(つまり、「この世界は神の創造ではなく、あたかも人間が創造した世界であるかのように自律的に解釈しよう」という考え)である。
http://www.millnm.net/qanda2/34wSfyAfLFdQ69820.htm
http://www.millnm.net/qanda2/127jg3D7aCneg13768.htm
http://www.millnm.net/qanda2/68Yg13hF83iBM51193.htm
http://www.millnm.net/qanda2/42a7vW5rqRZqY17873.htm
このタイムスケールは、一つの独立系の規則であり、他からの批判ができない仕組みになっている。
たとえば、化石が出た場合に、その年代を決定するのは、地層だ。
どの地層から出たか。
じゃあ、その地層は何で決定されるか。化石だ。
その化石はどう年代を決定されるのか。
「単純から複雑へ生物は進化したはず」という進化論に基づいて決められる。
だから、進化論は閉じられた独立系であってその中でどうどうめぐりをしているに過ぎない。
しかし、ある人は「いや、放射性同位元素による年代決定法」があるでしょうというかもしれない。
だが、これも進化論を循環論から抜けださせる鍵にはならない。
ウラン/鉛法は、ウラン238(親元素)がアルファ崩壊(アルファ粒子が核種から放出されること)などによって次々に放射性変換を起こし、最後に鉛206(娘元素)に落ち付くという性質を利用して試料の年代を測定するものである。
ウラン238の量と鉛206の量がどれだけの比率で含まれるかによって年代が決定される。
しかし、たとえ、ある試料にウラン238と鉛206がある比率で含まれていたとしても、その比率が試料の古さや新しさをそのまま示すわけではない。
なぜならば、
(1)その試料にはじめから鉛206がかなり含まれていれば、実際よりも古い年代が出てしまう。
(2)現在の崩壊速度が過去においても一定であったという保証はどこにもない。
(3)何十億年の長い間に、火や水などの作用によって試料中のウラン238や鉛206の量がどのように影響されるかは誰も分からない。
事実、火山から噴出してからあまり時間が経っていないマグマを放射分析法にかけてみると、とんでもない結果が出ることがある。
1986年、アリゾナ州地質鉱物局が、900年前に噴火したことが確認されている溶岩流の地質年代をカリウム/アルゴン法で測定したところ、21万年から23万年前という数字が出てきた。
『地球物理学研究会報』1968年7月号では、西暦1800年に噴火したことが知られているハワイのファラライ火山の溶岩を、含まれる鉱物と包含物ごとに異なる放射分析法で調べたところ、1億4000万年前から29億6000万年前まで、12通りの年代が出てしまった。
また、ハワイのキラウェア火山から200年以内に海中に流れ込んだと思われる比較的新しい同一の溶岩のサンプルをカリウム/アルゴン法で測定したところ、海面下4680メートルからの試料は2100万年前、3420メートルからの試料は1200万年前と出たのに、1400メートルからの試料だけは0年、つまり、新しすぎて測定不可能とめずらしく正しい数値を出た。
また、アメリカのグランドキャニオンの地層の年代測定の結果は、放射年代測定法の欠陥を余すところなく示している。
グランドキャニオンは、最下層の先カンブリア代から、最上部の古生代ペルム紀層まで、幾重にも積み重なる膨大な数の地層群を見せている。地質年代としては、10億年前から2億年前までの堆積層とされている。
しかし、カリフォルニア州創造科学研究所地質学部のスティーヴ・オースティン教授が、カリウム/アルゴン法、ルビジウム/ストロンチウム法、鉛/鉛法にアイソクロン法を併用して調べたところ、方法ごとにてんでばらばらな測定結果が出た。
方法間の最大測定差は、「カルデナス玄武岩層」では3億年、「ウィンカレット高原玄武岩層」ではなんと、26億年にも達している。
カリウム/アルゴン法では1万年から1700万年と出たものが、鉛/鉛・アイソクロン法では26億年前と出たというのは、とても同一地層の測定であるとは思えないほどである。
さらにひどいのは、最下層の先カンブリア代の地層よりも、最上層の古生代末期ペルム紀層のほうが、15億年以上も古い数値が出たことである。
層位学上の時代順とはまったく逆の、堆積層の一番上が、一番下よりも15億年も古いという信じられない結果が出てしまったのである。
この決定的な矛盾に対して、進化論・斉一論者の科学者たちは、測定法の欠陥よりも測定試料の不備をあげつらうだけで、それ以上のコメントには口をつぐんでしまい、事実上だんまり作戦を決め込んでいる。
http://www.millnm.net/qanda/radioa.htm
2012年11月14日
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