神を礼拝する人は聖書を前提として思考する
この方について、私たちは話すべきことをたくさん持っていますが、あなたがたの耳が鈍くなっているため、説き明かすことが困難です。
あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。
まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。
しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。(ヘブル5・11-14)
1.
聖書に関して、正しい知識を得るには、相当な時間と経験が必要である。
残念ながら、今の教会や神学校では、正しい知識を学ぶことはできない。
なぜならば、宗教改革の教えから逸脱したからである。
神学校で教えている教師を教えた教師を教えた教師を・・・が、すでに騙されていた。
リーダーとして活躍する人たちが、ローマ・カトリック及び世界政府に取り込まれている。
ビリー・グラハムは「世界統一宗教」を確立するために設立された組織ルシス・トラスト(前ルシファー・パブリッシング社)の後援者のリーダー、ラビ・マーク・タンネンバウムから「助言を受け、霊的・精神的、あらゆる面で彼をいつも頼りにしていた」と告白した。
http://www.millnm.net/qanda4/22t8jasNwIRAg58302.htm
リック・ジョイナーは、マルタ騎士団に加入した。マルタ騎士団の総長 (Gran Maestro) は、「ローマ教皇から枢機卿に親任される」(Wikipedia―マルタ騎士団)ので、ローマ・カトリックの組織である。
ティム・ラヘイは、世界政府樹立をもくろむ統一協会から資金提供を受けていた。
http://www.millnm.net/qanda/lSIVLR0.htm
教会を支配しているディスペンセーション主義を広めたサイラス・スコフィールドは、イルミナティとつながっていた。
http://www.millnm.net/qanda3/61mdZUBe5ARRc49455.htm
教会で使用されている聖書はほぼ100%、ローマ・カトリック化されている。
http://www.millnm.net/qanda3/35W01fhR74YOA05456.htm
2.
16世紀の宗教改革において、麦と毒麦は分けられた。
それまで渾然一体となっていた麦が、次第に本性を現し、ルターの出現において、峻別できるようになった。
それぞれが自分の道を進み始めた。
一方は「神の国」を求め、他方は「人間の国」を求めた。
時代を経るにつれて、イエズス会が支配するローマ・カトリックは、敵の中にエージェントを送り込み、宗教改革の陣営を徐々に自分と懐柔させ、多くの教会を自らが掲げる看板とは真逆のものに変えてきた。
聖書が何を言っているか。
この一点で躓けば、全部失うことになる。
リック・ジョイナーは、講演の中で「聖書を勉強すると暗くなります」と述べていた。
今の福音派の牧師の多くは「神学嫌い」である。
見事に敵に騙されたのである。
元KGBのユーリー・ベズメノフ曰く「転覆の第1ステージは『士気の喪失』である。敵から自らを守ろうという心意気を奪わねばならない」。
そのために、エージェントたちがやろうとしたのが「ソ連のような体制も選択肢としてあり得るかも」と思わせることであった。
彼らにとって「よく考える人」は邪魔である。
社会全体に「まじめにものを追求する人」を排除する雰囲気を作り出す。
スポーツや娯楽にどっぷりと浸かって自国の防衛に無頓着な「極楽とんぼ」を大量生産する。
大学はレジャー施設に変える。
神学校も同じ攻撃を受けてきた。
「神学ではありません。救われることが大切なのです。」「私は、聖書の教理を勉強すると、頭が痛くなるんです」と言う牧師を大量に野に放つ。
体内に入った異物を排除する免疫システムがバカになれば、死は避けられない。
怪我をしても痛みを感じなくなれば、もう終わりである。
行為義認や、非六日創造説などの聖書と矛盾する教えを聞いて、違和感を感じなくなったら、その人は、霊的ゾンビである。
3.
米政府の遺伝子データベース「ジェンバンク(GenBank)」には、世界中の研究者数百人が10万種の動物から採取し、蓄積した遺伝子の断片がある。
生物個体の遺伝的性質や系統を区別するための目印となるDNA配列を遺伝子マーカーという。
米ロックフェラー大学(Rockefeller University)のマーク・ストークル(Mark Stoeckle)氏とスイス・バーゼル大学(Basel University)のデービッド・セイラー(David Thaler)氏の研究チームは、この遺伝子マーカー500万個を徹底的に調べ尽くした。
その結果、現存する生物種の圧倒的大多数がほぼ同時期に出現したことが明らかになったという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3176567
生物種の数が多ければ多いほど、時間が長ければ長いほど、それだけDNAの変異の可能性が高まると推測される。
生物学の定説に従えば、「アリ、ネズミ、ヒトなど広範囲に分布する大規模な個体群を持つ生物種は、時間がたつほど遺伝的多様性が増す」はずである。
しかし、「人類進化学の国際専門誌「ジャーナル・オブ・ヒューマン・エボリューション(Journal of Human Evolution)」に掲載された論文の主執筆者であるストークル氏は「答えはノーだ」と述べる。」
「世界に分布するヒトは76億人、イエスズメは5億羽、イソシギは10万羽に上るが、遺伝的多様性はどれも『ほぼ同じくらい』だと同氏はAFPの取材に語った。」
今回の研究の最も驚くべき結果は、今日地球上に生息する生物種のうち、ヒトを含む全体の9割が20万年前〜10万年前に出現したことが明らかになったことだろう。
これでクリスチャンが信じ込まされてきた「生物は○○億年の間に下等生物から高等生物へと徐々に進化してきた」という学説が間違いであることが明らかになった。
さらに、これは、進化論そのものだけではなく、遺伝子変異に基づく種の系統分類の信頼性を損なう。
なぜならば、この系統分類は「変異の大きさは、個体数と時間の経過に比例する」との前提で行われるからである。
4.
あらゆる分野において、これまでの考えを改める時期に来ている。
結局、問題は「私は誰を礼拝しているのか」である。
神を礼拝する人は、聖書を前提として思考する。
「現代の科学が何を言おうと、聖書は正しい」と結論する。
これができず、絶えず世の思潮に翻弄されるような生き方は、神の民らしくない。
2018年6月10日
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