精神の平衡を保つには



というのは、私はしばしばあなたがたに言って来たし、今も涙をもって言うのですが、多くの人々がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。(ピリピ3・18-20)

「多くの人々がキリストの十字架の敵として歩んでいる」。

オバマが、国連に、アメリカ人が釣りをする権利すらも明け渡そうとしている。

国連中心の世界政府を実現するという計画は進んでいる。

彼らの目的は何か。

悪魔の帝国の完成である。

全世界を悪魔が支配することである。

国連はそのために働いている。

TPPなどの関税撤廃、国境撤廃の動きは、世界政府の実現のためだ。

「彼らの最後は滅びです。」

彼らは滅びる。

キリストと御国に逆らう者は滅ぼされる。

永遠の地獄である。

「彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。」

イルミナティに従って世界政府を作ることに賛同している人々はみな、地上のことしか頭にない。

この世で成功できれば、あの世のことなんて関係ないと考えている。

だから、愚か者なのだ。

「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。」(マタイ16・26)

永遠の命を失えば、それを取り返すことは不可能だ。

全世界を手に入れて、永遠の世界において地獄の苦しみを味わう人を愚か者と呼ばずして何と呼ぶのだろうか。

「私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。」

クリスチャンは、国籍が天にあるのだから、地上のことは無関心でいい、と結論する人がいるが間違いだ。

なぜならば、聖書の基本的な命令は「地を従えよ」であるから。

この大命令が廃棄されているというなら、証明してほしい。

「それは堕落前の命令だから」というか?

ノアにも同じ命令が与えられた。

人間には、地上を支配する責任がある。

「主イエス・キリストが救い主としておいでになる」という箇所をまさに再臨を指していると解釈することはできない。

もちろん、再臨として解釈できるが、「主がおいでになる」という表現は聖書の中に数多くに存在する。

「確かに、主は来られる。確かに、地をさばくために来られる。主は、義をもって世界をさばき、その真実をもって国々の民をさばかれる。」(詩篇96・13)

「そのとき、森の木々も、主の御前で、喜び歌おう。確かに、主は地をさばくために来られる。主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。言え。『私たちの救いの神よ。私たちをお救いください。国々から私たちを集め、私たちを救い出してください。あなたの聖なる御名に感謝し、あなたの誉れを誇るために。』」(1歴代16・33−35)

これらは、ダビデが、神の民イスラエルを救うために神が裁きのために来られることを願った祈りである。

「主が来られる」という祈りをもっぱら再臨を表すと解釈しなければならない理由はない。

それは、「神の裁きを通じて、正義が地上を支配する」と同義である。


「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4・6-7)

キリストの敵が、自分の欲望のままにふるまい、現世のことしか頭の中にはなく、不義を犯して平然としている中で取るべきわれわれの態度は、「思い煩わない」ことである。

悪魔は、われわれの「心のバランス」を破壊しようとする。

不安や罪責感などで心をぼろぼろにしようとしている。

いわゆる精神病とかうつ病とかに今日分類されているものは、平衡を失ってできた心の隙間から悪霊が入り、中をめちゃくちゃに破壊した結果であろう。

玉ねぎの皮はポリフェノールが豊かである。

野菜の皮は、内部を保護するためにあるので、栄養価に富んでいる。

しかし、その皮を突き破って侵入する虫がいる。

虫によって野菜や果物の内部は食い荒らされる。

これと同じように、人間の心も悪霊によって食い荒らされるのだ。

それを防ぐために人間には「自信」という心の機能が備わっている。

われわれは生まれてきてからなんとなく自分に信頼し、その信頼によって様々な出来事に心を強くして対処できる。

しかし、いったん、自信を崩壊させるような出来事が起き、トラウマができると、心の防衛機能が低下する。

だから、トラウマをうまく処理して、それをよい体験に変え、さらに強い自分を作るように努力しないと、悪霊の侵入を許すことになる。

しかし、われわれは、自信だけではやっていけない。

心が徹底して折られるようなことが起きる。

だから、われわれは、自信だけでやっていくことをあきらめて、超自然的な存在に頼る。

「神に頼るのは弱い」とかいう人がいるが、それは完全に誤解している。

われわれは、神に頼っているのだ。

神の無数の守りによってわれわれの精神は平衡を保っている。

物理的にも、巨大な小惑星が付近を通過し、地球の軌道がちょっとずれただけでも環境が激変し、多くの動植物が死ぬ。

われわれが生存できる環境は、温度にしてマイナス40度からプラス40度の間だ。

しかし、宇宙空間の温度は光の当たっている部分が超高温、影の部分が超低温になるような過酷なものである。

生存できないような温度や電磁波から、われわれは、微妙な調節によって守られている。

だからわれわれは、「神に頼らない」などとうぬぼれてはならない。

自信など一瞬で吹き飛ぶものだ。

だから、われわれは「神に対する信仰」を身に着けなければならない。

それだけがわれわれの心を守る。

「何も思い煩ってはならない」。

なぜならば、「自分が強いから」「自分には経験があるから」ではない。

自分を支えてくださるのは神だから。

「あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」

精神の平衡を維持し、病気にならないための秘訣は、

「あらゆるばあいに」、「感謝」し、「祈りと願い」をし、「願い事を神に知っていただく」ことだ。

世俗のカウンセラーなどのもとにいって、フロイト心理学の解決法で治療されても悪くなるだけだ。

1.心配しないこと

2.感謝すること

3、祈ること

これによって

「人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれ」るようになる。

単なる心理的なテクニックではない。

神の平安がわれわれの心と思いを守ってくださる。

神の霊が働いて、われわれの心を超自然的にサタンから守ってくれる。

近代になって人間を襲った最大の悲劇は、神を見失ったことだ。

国際関係では戦争が多発し、国内では理不尽な政治に苦しめられ、そして、個人の精神においては、悪霊による無数の攻撃にさらされるようになった。

正しい方法を学んで実践してほしい。

精神の平衡を保つには上記の3条件しかない。

 

 

2012年5月19日

 

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