格差是正を主張したら共産主義になるぞ
自由社会に必要なのは、私有財産の徹底した保護である。
私有財産を泥棒によって恣意的に奪われることが許されるならば、それはもはや自由社会ではない。
私有財産の略奪は、なにも泥棒に限ったことではない。国家もそれをする。
それが、社会主義国家、共産主義国家だ。
ソ連や中国では、法律で人の財産を奪うことができる。
今の世界では、共産主義国だけではなく、資本主義の国でも、私有財産が奪われる。
税金によって。
格差是正のうたい文句につられて、われわれは、国家がわれわれから奪うことを黙認している。
「金持ちから奪って何が悪い?」という理屈を国民も認めてしまった。
罠だ。
国が奪う対象は金持ちにとどまらなかった。
貧民からも奪い取るようになった。
総合してみると、国民全員が収入の40パーセントを奪われるようになった。
「悪事に加担すると悪事に苦しむ」ということだ。
自業自得。
われわれが、私有財産の略奪罪から逃れるには、累進課税制度をやめて、一律平等税率を採用しなければならない。
それ以外に、泥棒罪から逃れることは不可能。
累進課税制度は、「ねたみ」の合法化である。
ねたみに市民権を与えてしまった。
これだと社会は発展しない。
すぐれた者、豊かな者へのねたみ嫉妬。
こういうものを合法化したら文化や社会は停滞する。足の引っ張り合いになって、全体が没落する。
人の財産を羨まない!
格差是正を訴えて政権を取る方法は邪道である。
自由社会を望むならば、格差を受け入れよ!
格差があるなら、努力して縮めよ!法律に頼るな!
ねたみを合法化すると、自分の首を絞めることになるぞ!
2010年11月28日
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