ドナルド・トランプはポリティカル・コレクトネスを破壊するための鉄球なのか2
1.
Lance Wallnau博士によると、アメリカでは、トランプの名前が出てくると逆上する人々がいるという。
飛行機の中で知り合ったある女性は、それまで穏やかに話をしていたが、自分がトランプと会う予定だと知ると、とたんに声を荒げて「見損ないました」と言われた。
なぜこのようなヒステリックな反応が返ってくるのか。
霊的な世界において、切り込みを入れたからである。
地上と同じように、霊界においても、最初に切り込む人々は大きなしっぺ返しを食らう。
それまでサタンが支配していた領域は、すでに安定しており、特別な事件が起きない限り、悪霊が騒ぐようなことはない。
言わば、そこは「平穏な牢獄」である。
あるクリスチャンが、そこに切り込んで、「みなさん、騙されてますよ!すべての扉には鍵がかかっていません!逃げようとすれば逃げられますよ!」と叫び出すと、看守が飛んできて、彼を袋だたきする。
ラッシュドゥーニーは、はじめて「旧約律法を現代に適用しなければならない」と言ったときに、文字通り殴られたという。
初期のころは、講義の途中で立ち上がって叫び続ける人が現れて、講義を続行できなくなったこともあったと。
しかし、それでもひるまずに訴え続けた結果、今ではセオノミーは市民権を得ている。
私も所属教会で同じような目にあった。セオノミーを主張したところ、主任牧師が逆上した。
トランプは、サタンが築き上げ、安定していた支配領域を脅かしたのだろう。
だから、世界支配層が所有するメディアがトランプ叩きをやり続けてきた。
安倍首相も同じ。
サタンは、このまま日本を憲法9条で縛り付けておければ、世界政府は実現できると踏んでいた。
メディアがこれだけ騒ぎ、野党がモリカケ騒動で引きずり下ろしを謀ったのは、霊界において切り込みが起きたからだ。
2.
博士によると、アメリカには1億人の新生したクリスチャンがおり、そのうち5千万人が登録済みの有権者だという。(前掲書32ページ)
しかし、実際に投票所に足を運ぶのはその半分の2千5百万人。
彼らは、誰に投票すべきかわかっていない。
再建主義の影響を受けた統治神学や王国神学が政治の面で支持者を獲得できれば、2千5百万の票を動かすことができる。
そうすれば、世界政府は壊滅的な打撃を受けるだろう。
3.
バリバリのクリスチャンが大統領になっていれば、人々は警戒するだろうが、トランプは、「なんとなく」のレベルである。
博士は「それがかえって良い」という。
なぜならば、誰もトランプがキリスト教の体制に持っていこうとしていると思わないから。
4.
トランプは博士とそのグループにこう言った。
気を悪くしないでもらいたいが、あなたたちは、ソフトになった。
自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見いだすであろう。 (マタイ16・25)
われわれ、神の民は、アメリカを漂流させてきた。「自分の国を弟子化せよ」との一番大切な命令に従わなかったために、神は、われわれの誰もが予期していなかったことをされている。神はわれわれをお見捨てにならない。かつて神を敬っていたが、今は無視しているこの国とともに、これからも神は歩み続けられるだろう。・・・神を知らなかったが、神と出会い、「るつぼ」の中で精錬される一人の男を選ぶことによって、アメリカも同じように精錬されることであろう。(33ページ)
アメリカは、信仰の奇跡によって、多くのもっとも困難な時期を乗り越えてきた。今、我が国を襲っているこれらの試練のときに、われわれは、キリスト教の伝統に戻り、アメリカ魂を復活させようではないか。
2018年8月16日
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