(1)
「独立してものを考える人間になると、統制が取れなくなるのではないか。日本の社会は和を尊び、集団を重んじるからはじかれるのではないか」という不安を抱くかもしれない。
真理は最初はじかれるのである。
しかし、徐々にそれがスタンダードになっていく。
そして、最終的に真理だけが通用するようになる。
人間も自然も、ばねのようなもので、変な力がかかると元に戻ろうとする。
集団が偽りに染まっているときに、人間の心理には大きなストレスがかかる。
そして、元に戻ろうとする。
だから、人間は、心の奥底では、真理を喜んでいる。
早くこの異常な状況から脱したいと思っている。
偽りの集団の中にいて、その偽りに同調し、生き残ろうとする人々は、心がねじまがって、硬くなり、それがいろんなところに出てくる。
精神の乱れ、体の不調、病気。。。
真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネ8・32)
われわれを束縛しているのは、嘘である。
その嘘によって、本来味わえる人生の楽しみ、良好な人間関係、健康が損なわれている。
新興宗教にいくら金をつぎ込んでも、自分自身が正常になることは絶対にない。
なぜならば、新興宗教は、信者を獲物と見ているから。
嘘を教えて、操作しようとしている。
私は、真理を愛する人としか付き合わない。
いくらその集団と深い関係にあるとしても、真理が別のところにあれば、そちらを選択する。
だから、私は組織から煙たがられてきた。
しかし、そんなのどうでもいい。
組織から追い出されてもどうでもいい。
それによって収入が減ろうが、仲間と別れようがどうでもいい。
真理は自由にする。
自由とは、金銭的な保証があるということである。
もしなかったら、依然として奴隷である。
イエスが「真理はあなたがたを自由にする」と言われたということは、イエスは、われわれの生活の面倒を見てくれるということである。
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイ6・33)
自分に何らかの異常があるならば、それは、真理の中で生きていないからかもしれない。
偽りの中で自分を歪ませて生きているからかもしれない。
対策は簡単である。
その偽りの集団から出ることである。
そして、真理を愛する人々とだけ付き合うことである。
何を言われてもどうでもいい。
どうせ人間は、他人のことなど関心はない。
75日もたてば全部忘れる。
人の噂も75日。
日本語では75日だが、英語では9日。
A wonder lasts but nine days.
911などの大事件ならともかく、われわれのような普通の人間についてずっと覚えているなどということはない。
サタンは、奴隷状態に留めておくために、「後ろ指」を気にさせる。
しかし、「去る者日々に疎し」である。
英語では、Out of sight. Out of mind.
自分の目の届かないところに行ってしまえば、忘れてしまう、ということ。
みんな自分のことしか考えていないから。
(2)
困ったことに、われわれは、教育を通じて洗脳されている。
無神論、進化論、共産主義の教育を受けて、そうとうねじまがっている。
学校を出たばかりの人間の心はぐちゃぐちゃになっている。
人の目を恐れ、神をまったく恐れない人間になっている。
人はわれわれを裁くことはできないが、神は裁かれる。
だから、自分が良いと思ってやっていることで、不幸の連続に見舞われるのである。
だから、これらの呪いから解放されるには、自分を再教育するしかない。
聖書によって間違った考えを一つ一つ捨てていくことである。
ハクスレーという進化論者が、「進化論を捨てられないのは、自由恋愛ができなくなるからだ」という内容のことを言ったが、進化論がはびこっている本当の理由を言い当てている。
しかし、こういう考えをする者は、愚かである。
不倫をして幸せになった人間など一人もいない。
神がこの世界を創造された以上、神の法に逆らって幸せになることは絶対にない。
むしろ奴隷である。
だから、神がイスラエル人に律法を与えたのは、束縛ではなく、恵みなのだ。
モーセ律法は、契約の民に与えられたのだ。
それは、秩序と平和と繁栄のためである。
バカな民族は、「嘘を百回つけば真実になる」と考えるが、逆である。
嘘をつけばつくほど不幸になり、貧乏になる。
世界の諸民族を見ると、もっとも所得の高いのは、ユダヤ・キリスト教の歴史を持つ民族である。
嘘を平気でつく中国人や韓国人が裕福になったためしがない。
バカは目先の利益のためにやってはならないことをやる。
賢い人は、遠くの利益を求めて、今貧乏する。