常温核融合に関するアレルギー
常温核融合の技術は、石油の需要を大幅に減らし、産油国及び石油メジャーを没落に追い込む技術であるため、既存の勢力は、その実用性について様々な方法を用いて封殺の努力を払ってきた。
その一つが、「トンデモ」呼ばわりである。
本当にトンデモ技術であれば、政府が補助金など出さないだろう。
2009年10月にローマで行われた国際学会ICCF15では、本研究の注目度は非常に高く、荒田再現実験はメディアでも紹介され、荒田技術が一気に世界的注目を集めた。
アメリカでは、DARPA(Defense Advanced Research Project Agency)がスタンフォードSRIに対し、1999年”DS-cell”を荒田先生から譲渡を受けるよう全力をあげることを命じ、SRIは荒田先生の研究室に数回依頼に来た。荒田先生は”DS-cell”を2台渡し、SRIは追試に成功し、固体内核融合の発生していることを国際会議に報告した。
荒田先生は国内特許を12件取得済みである。海外特許は申請中。
不思議なんだが、荒田先生は、1958年に熱核融合も成功させている文化勲章受章者。しかも、荒田記念館という特別な建物も阪大にある。そんじょそこらのおじさんとは違う。
どうして、そこらへんの素人が、簡単にトンデモ呼ばわりするのか。
普通に考えると、理解に苦しむ。
しかし、背景を考えると明らかだ。
そう。つまり、エネルギー問題には、世界の政治が大きく絡む。
無尽蔵の無料エネルギーが開発されたとすれば、世界のパワーバランス、戦略も変わる。これまで石油でコントロールし、世界の石油の独占を目指してきたユダヤ系メジャーの支配力が失われる。
だから、彼らの常套手段「笑い飛ばし」戦略を使うわけだ。
その格好の餌食になっているのが荒田名誉教授。
日本の技術なのに、他国に利権をすべて奪われてから、「やっぱりトンデモではありませんでした」といっても、遅い。
そうやってまたしても日本は米中に先を越されるのか?
そんな損な役回りを演じ続けるのか?永遠に?
2010年10月10日
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