安倍さんが対米従属だって?


安倍さんは、戦後、戦争犯罪人として巣鴨拘置所に入り、特別に恩赦となって戦後総理大臣になった岸の親戚だから、対米従属だろうと単純に推測する人々がいる。

もし対米従属であるならば、どうして、CIAの子分読売のナベツネが安倍降ろしに走ったのだろうか。

戦後レジーム脱却を唱え、米国の支配下から脱出することを安倍氏が訴えたからですよ。

実際は、野田のほうがアメリカに気に入られていた。

ポチだから。

安倍氏との首脳会談で、オバマは共同記者会見に時間を割かず、氏が期待した尖閣、沖縄の防衛、中国への非難は一言も行わず。

ずいぶんと冷ややかな対応だった。

『東洋経済』誌の次の記事を読めば、安倍氏が米国からの独立を希求していると米国政府は受け取っていること、そして、それを望んでいないということが分かる。

http://toyokeizai.net/articles/-/12903?page=5  

もし安倍氏が対米従属の立場であるならば、米国は大歓迎だろう。しかし、実際は「警戒」である。

スタンフォード大学・ダニエル・スナイダー氏は、この記事の中で次のように述べた。


「米国の外交政策専門家たちは、つねに「イエス」の返事を返してくる日本を期待している。彼らは、真に対等な協力関係には関心がない」。

これが米国の本音である。

安倍氏は歴史修正主義者で、河野談話を否定、日本が悪者になって成り立つ戦後システムを否定している。

前回、安倍降ろしに、左右両極が参加したのは、いずれも敗戦利得者だからだ。

神話が崩壊しつつある。

「米国は正義の味方。日本とドイツは悪者」という図式が壊れようとしている。

 

 

2013年3月26日



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