聖書によって理論武装しない限り悪霊の餌食になる


(1)

感謝なことであるが、支援者が最近急増している。

仮に将来、生活のためにお金を稼ぐ必要がなくなれば、この働きに専念し、後代に聖書的な世界観を確立するための諸資料を残すことができる。

すべての資料を紹介はできない。たとえば、ピューリタンの書物がCDとなっているがこれを全部訳すことはできない。

だから、クリスチャンにとって英語教育は不可欠であり、英語で原本を速読できるだけの力をつけてあげるのは、両親にとって義務である。

日本の出版業界は、あまりにも偏っていて、カルヴァンら宗教改革者やピューリタンなどの「正統派」の書物を読むチャンスがない。

そして、キリスト教の中でも「きわもの」の部類に属するようなものや異端の本が、あたかも正統派であるかのようにして書店に並んでいる。

ディスペンセーショナリズムの異端がキリスト教界に侵入してから200年もたっているので、牧師や教師自体が、本物の知識を持たず、本物の体験もしたことがない。

まともな見解を提示すると、ものすごい抵抗に遭う。

しかし、こういう抵抗も時間の問題だ。

なぜならば、「おかしい」ことを信じていると、それが現実的な対応となって周囲の人間を遠ざけていくからだ。

ミレニアムには、教会で「信じられない」ような教えや行為によって被害を被った人々が次々と来ている。

このような傾向が続けば、教会がそっぽを向かれるのも時間の問題だ。

異端によって間違った教えを信じていることも、徐々に人々に知られ、それが常識化するだろう。

「教えは間違っているが、行動は正しい」なんてことがあるはずがない。

あったとしても、長くは続かない。

間違った教えは間違った行動を生む。

長期的に繁栄するには、われわれの子孫に正しいものを伝えなければならない。

(2)

ユーチューブなどで、動物を使ったドッキリ企画などの番組に対して、欧米人から「動物が可哀そうだ」との反応がある。

別に虐待しているわけでもなんでもない日常的な部類に属する使い方なのに、どの場合でもすぐに動物を憐れむ言葉がでる。

動物愛護が被造物礼拝になっている。

クジラ漁やイルカ漁などに対する執拗なシーシェパードの攻撃などを見ても、欧米社会の自然観が異常になっているのがわかる。

中には、「クジラを殺す日本人を殺せ」などという書き込みもある。

神の言葉から離れると、人と動物の優先順位が変わる。

進化論が正しいならば、人と動物に優先度の違いなどない。

人殺しが簡単にできるように、世界支配層は進化論を流行らせ、優生学を作った。

聖書によれば、人間は、世界の創造の要である。

神は、人間に統治させるために世界を創造された。

人間がいなくなったら、世界に意味はない。

だから、「人類滅亡は近い」なんていう警告はむなしい。

人類が滅亡するはずがない。

正しい考え方は、「人類は、これから世界を完成する」である。

人類は、聖書の神を中心とした世界を作り上げるのである。

そのためにこそ人間も世界も創造され、キリストが十字架につかれたからである。

キリストが受肉されたのは、「新人類の祖となって、世界の神国化を実行するため」である。

人間による被造世界の完成こそが、神の最大の目標である。

(3)

このような正統的な教えは、今日どこにおいても聞くことができない。

なぜならば、教会も含めて教育が進化論によって汚染されたから。

「歴史は行き当たりばったりで進んでいる」という教えだから。

「歴史には目的がある」と信じることが愚かだと教えられているから。

こういう教育を受けるから現代人は心が隙だらけになって、悪魔に憑依されるのだ。

聖書によって理論武装しない限り、悪霊の餌食になることを覚悟すべきだ。

 

 

2014年7月15日



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