人文科学系学部廃止の目的


文科省による人文科学系学部の廃止の意図は、批判力のある人間を作らないためだろう。

理系は実験が多くて、歴史や思想を学ぶ余裕がない。

理系学部出身者とネットで議論した経験から一般にわかることは、彼らは科学に関する知識は多いが、人間の認識能力の範囲について厳密に思考したことがないため、宗教の領域に属する事柄も自然科学的方法で証明しようとする。

それから、概して、キリスト教が西洋文明に与えた圧倒的な影響力について無知である。ウェーバーすら読んでいない。ましてカルヴァンに関する知識はゼロである。ローマ・カトリックとプロテスタントの区別すらできず、ひどい場合は、キリスト教をカルトの一種ぐらいにしか考えていない人もいる。

イルミナティが恐れるのは、思想やキリスト教についても基礎的な知識を有する、総合的判断を行う能力のある人間の存在である。
そういった人々は世界政府にとって大きな障害になるので、大学教育から人文科学系学部を減らしたいのであろう。

 

 

2015年11月12日



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