健全さを忌避する時代


キリスト教再建主義は、当初、何か正統派の運動とは別個の異端的、もしくは、亜流的運動と見られていた。

その大きな原因は、無知である。

今のキリスト教指導者、長老、牧師たちは、神学的知識が決定的に欠落している。

「知らなければプロとしてやっていけないレベル」にも達していない。

もともと知識も理解もない状況で、教えについて判断することができないから、われわれが被害をこうむる。

総合してみると、今の指導者、牧師、長老たちは、何らかの意図的な力が働いて無知にされているとの印象を持つ。

つまり、正しい教えに触れさせず、「いわゆるキリスト教のようなもの」をキリスト教として教え込まれている。

そのような似非キリスト教から逃れて幾分勉強している牧師でも、バルトとかまたもや「似非キリスト教」に逸れる。

どうして、これだけ正統派から逸れたがるのか。

おそらく、各教団のトップにイルミナティが送り込まれていて、できるだけ真理に気付かないように誘導されているのではないか。

次々と入ってくる新人に対して、「これが本物だよ」と偽物を提供する指導者がいるからではないか。

今のキリスト教の特徴:

1.ヴァン・ティルに対する敵意。

2.それ以前にカルヴァン派の神学に対する敵意。

3.半ペラギウス主義という異端であるところのアルミニウス主義神学の蔓延。

4.契約神学への敵意。

5.ディスペンセーショナリズムの蔓延。

6.バルト神学の蔓延。

7.進化論の許容。

8.ニューエイジの蔓延。

10.聖書研究の忌避。

せっかく再建主義に入っても、フルプレテリズムやオーバン・アヴェニュー神学などの異端にそれていく。

その結果、日本において、まともに正しい神学を教えてくれる教会がほぼ皆無になってしまった。

そもそも、聖書自体が、得体の知れない写本に基づいている。

健全さを失うことを望み、病気になりたがる時代としか言いようがない。

世界全体が倒錯の中に入ったという印象だ。

 

 

2012年5月15日

 

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