神の不在を証明した?


神が存在しないことは、数学で証明されたという人がいる。

問題は、「神」という言葉である。

彼が定義した神ならば存在しないことも証明できるだろう。

しかし、彼が定義した神が聖書の神ではなかったならば、聖書の神を否定できない。

そもそも聖書の神を否定することは不可能である。

なぜならば次元が違うからだ。

われわれは、時間と空間のシステムの中にいる。

しかし、神は時間と空間を創造された。

だから、時間と空間の中に制約されているわれわれがそれを超越している存在を証明などできないのだ。

それは、コンピュータのアバターが、人間を否定するようなもの。

アバターは、コンピュータのシステムの中に閉じ込められている。

彼らはそこから出てくることはできない。

しかし、われわれは、そのコンピュータを破壊したり、システムを変えて違うシステムを採用することもできる。

アバターが戦うことができる相手は、コンピュータ中の存在だけだ。

われわれは、アバターが気に食わなければ削除できる。

同じように、システムが違う場合、下位のシステムのものが上位のものを証明することなどできるはずもない。

神は、第一原因である。

そして、全知全能の絶対者である。

神の言葉を否定する人は、「世界最高の山よりも高い山に登った!」と宣言することに等しい。

つまり嘘をついたのだ。

 

 

2011年3月5日

 

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