1000兆円の借金は円札を増刷することによってほぼチャラにできる
1000兆円の借金は円札を増刷することによってチャラにできると述べた。
しかし、次の反論があった。
すなわち、「日銀はお金を供給する代わりに国債を手に入れる。お金には利息はつかず、国債には利息がつくので、日銀の儲けになるからチャラにはならない」と。
それに対して、下記のように「法律上、その利息のほとんどは国庫に納付しなければならないので、その額は大したものにはならない」との説明があった。
”『日銀法 第52条 5 日本銀行は、各事業年度の損益計算上の剰余金の額から、第一項又は第二項の規定により積み立てた金額及び前項の規定による配当の金額の合計額を控除した残額を、当該各事業年度終了後二月以内に、国庫に納付しなければならない。 』 となっています。つまり、政府発行の国債の受け取り利息は日銀の純利益に計上され、そこから積立金5%と配当金5%未満を差し引いた額を日本政府に納付します。だから日銀保有の国債の利子の90%以上は政府に還流するので、国債を日銀が保有している限り、厳密にはチャラではないですが、政府の負担はほとんど大して増えません。”
2016年12月3日
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