正し過ぎてはならない
神の国の再建とは、革命ではない。
革命とは、あるシステムの中において、秩序を破壊するような行為である。
そのシステムの中において、給料をもらっているならば、クリスチャンがなすべきことは、そのシステムのために働くことである。
そのシステムが悪を行っているならば、改善のために働くべきであるが、どうしても直そうとしないならば、そこから離れることである。
この場合、注意しなければならないのは、マイナーな悪ではない。メジャーな悪である。
マイナーな悪についていちいち文句をつけていたら、自分がそうされるとつぶれてしまうように、組織はつぶれる。
そして、自分も際限なく組織を渡り歩くということになり、自滅してしまう。
われわれは、世の中を改善する任務を帯びているが、それは、必ずしも自分が存在する組織を徹底して正すことを意味しない。
ある程度やったらやめるのである。
あなたは正しすぎてはならない。・・・なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。(伝道者7・16)
もしだれも、あなたがたを受け入れず、あなたがたのことばに耳を傾けないなら、その家またはその町を出て行くときに、あなたがたの足のちりを払い落としなさい。(マタイ10・14)
2011年1月17日
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