詐欺師から解放されるには


「オーラの泉」などスピリチュアル系の番組を見ていると「そっちの世界」に引き込まれそうになる人がいるかもしれない。もっともらしいことを言うので、「本当はそうなのかな」とぐらつく。

とくに美輪明宏などは、一般的な事柄についての批評がかなりまともなので視聴者は騙されやすい。「輪廻転生ってあるのでは?」と。

今の福音派の終末論についても、世界の情勢を見ると反キリストの登場と世界政府の実現が近い、と言われると本当にそう思えてくる。

霊とか未来の世界の話は、データをとりようがなく、科学で実証できないので、人間は弱い。

もう300年も啓蒙主義が世界を支配しており、ヨーロッパの科学技術の有用性もあいまって、われわれは、自分が受けてきた教育に信頼を置いており、今常識とされていることに疑念を持たない。

実は、啓蒙主義の教育を受けてきたわれわれのものの考え方は、イルミナティにひどく汚染されている。洗脳があまりにもきついので、聖書啓示のほうが「トンデモ」に見える。

啓蒙主義は英語でenlightenmentである。つまり「光で照らすこと」。この光とは何か。ルシファーの光だ。ヴォルテールやディドロなど啓蒙主義の担い手がことごとくフリーメイソンであり、フリーメイソンの神はルシファーである。

彼らの主張は「キリスト教のもとで暗闇の中にいた人々に光を持ち込んで彼らを照らしてあげる」ということだ。つまり、世界は、ルシファーの光に照らされてきたということである。「聖書の光ではなく、ルシファーの光のほうが正しい」と教え込まれてきた。

これこそが、今日の世界の苦境の元凶である。光だと思ってついてきたが、地獄に投げ込まれそうになっている。

今は「毒麦が正体を現した時代」である。300年間だまし続けてきた詐欺師が正体を現した。

見分けるためには、聖書しかない。聖書に頼って、現象の世界や霊的な世界、未来についての知識をそこに「のみ」頼らないと、変なところに引きずりこまれる。

いろんな情報を聖書によって逐一評価できなければ、その人は「教えの風に吹き回される木の葉」である。しっかりした土台を聖書に求め、その上に自分の考えを築き上げる以外に、詐欺師から解放される道はない。

 

 

2017年7月22日



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